乾燥肌に合う化粧下地を選ぶポイントは?使い方と意識したい注意点

化粧下地とは、ファンデーションなどのベースメイクを行う前に使用するメイクアイテム。毛穴を埋めてくれる機能のあるものや、皮脂を抑えてテカリを防ぐものが一般的です。
化粧下地は肌悩みに合わせて用意されているので、配合成分違いのものや色味が違うものなど、ファンデーションよりも種類が豊富。もちろん乾燥肌向けの商品もありますよ。「肌表面の乾燥によりメイクのノリが悪い」「乾燥でメイクが崩れてしまう」など、乾燥肌ならではのお悩みを抱えている方は、ぜひ一度使用してみてはいかがでしょうか。
今回は乾燥肌の方に向けて、化粧下地の種類や役割をご紹介するとともに、自分に合った化粧下地を選ぶ際の参考になる、選び方のポイントや使い方についてもお伝えします。

化粧下地 乾燥肌

化粧下地の種類

化粧下地は、テクスチャー、肌悩み別など、さまざまなタイプのものが販売されています。コスパや使用感、つけ心地など選ぶ基準は好みにもよりますが、こちらでは商品選びの参考として一部の特徴をご紹介します。

クリーム・乳液タイプ

テクスチャーとしては、クリームタイプ、乳液タイプ、ジェルタイプ、ムースタイプなどさまざまなものがあります。中でも、保湿力の高いものが多く、しっかりと毛穴カバーなどをしてくれるクリームタイプや、しっとりとしていて肌になじむ乳液タイプのテクスチャーは、保湿効果も期待できるのでおすすめです。

色補正タイプ

保湿やメイクのノリを良くしてくれる化粧下地ですが、仕上がりの印象に関わる色選びもポイントの一つ。
色補正タイプのものは、コントロールカラー下地ともよばれ、ニキビ、肌の赤み、クマなど肌の色ムラをなくすための化粧下地です。各色味の持つ補色効果を応用することで効果を発揮する下地のため、選ぶ時には自分の肌悩みにあわせて色味を選ぶと良いでしょう。
また、色味によってもたらす印象への効果は変わってきます。ラベンダー、ミントグリーン、ピンクベージュやブルーなどの種類が一般的ですが、選び方としては、たとえば次のような肌悩み別に選ぶのがおすすめです。

緑:ニキビなど赤みやニキビ跡、赤ら顔が気になる
青や紫:黄色いくすみ、肌を明るくみせたい
ピンク:青クマが気になる、血色を良くしたい
黄色やオレンジ:茶グマやシミなど、くすみが気になる

他にもベージュやパープルなどいろいろな色味の補正効果があるので、自分の肌悩みに合い、ナチュラルに見せられるものを選ぶようにしましょう。

質感補正タイプ

他にも色味だけではなく、肌の質感補正や透明感を演出するタイプの下地もあります。
テカリ防止、毛穴の開き、肌の凸凹が気になる方向け、肌の質感を整えてつやのある状態にするもの、マットな質感にする化粧下地など、さまざまなタイプがあるので、自分の好みの肌質に合わせたものを選ぶようにすると良いでしょう。

日焼け止め入りタイプ

保湿成分や美容成分を配合していたり、商品によって含まれている成分も異なります。日焼け止めの効果を併せ持つ化粧下地などもあるので、美白が気になる方はぜひ取り入れてみてください。
紫外線の強い季節は、化粧下地でのUV対策だけに頼らず、きちんと日やけ止めアイテムを塗って万全の紫外線対策をしましょう。

化粧下地の効果

乾燥肌に合う化粧下地を選ぶポイント

乾燥肌だからといって、メイクをすることを諦めるのは悲しいもの。毎日のお化粧を楽しむためにも、ここでは乾燥肌の方がメイクを行うときに気をつけたいことをご紹介します。

乾燥を防ぐ保湿力

乾燥肌の方には、保湿・美容成分豊富な化粧下地を使用することをおすすめします。
セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの成分が多く含まれているものを選ぶと日中の肌のカサつきを防ぎ、うるおいが長持ちしますよ。
また、乾燥肌の人は時間が経過するとうるおいが失われ、メイク崩れが目立ってしまうことがあるため、保湿成分が豊富に配合されたアイテムを使用することで高いキープ力を期待することもできます。肌とよく密着してなめらかで伸びが良く、うるおいが持続する、乾燥予防が可能な化粧下地を選ぶと良いでしょう。
また、Tゾーンなどは皮脂によって化粧崩れが起こりやすいパーツ。化粧崩れを抑え、テカらないものや化粧下地自体の崩れにくさにも着目するとより安心です。

機能

乾燥肌は肌のバリア機能が低下しており、外部刺激に弱い状態。そのため、花粉や大気汚染などの外部刺激から肌を守る成分が配合されているアイテムがおすすめです。
ツバキ花エキスなど肌のバリア機能を維持し、乾燥を予防しやすくなる効果があるものも良いでしょう。紫外線は肌の乾燥を招くため、UVカット機能があるものも◎。
日常生活においてはSPFは40くらい、PA++程度であれば適していると言えますが、屋外のスポーツなどの際はSPF50+、PA++++とレベルの高さが求められるため、きちんと日焼け止めを重ね塗りすることをお勧めします。
また、レベルが強いものでも最近はキシキシ感が低減されたものが多いので、好みの使い心地に合わせて上手に選ぶとよいでしょう。肌負担を与えないためにも紫外線吸収剤不使用のものを選ぶという選択もあります。
乾燥した肌は、肌の保水力の低下によって小じわができたり、肌色のトーンが落ちてくすみがち。高保湿で外部刺激から肌を守る機能だけでなく、色の補正機能により肌の色ムラやくすみ、そうした点も考慮して、アイテムの選び方としては、クマなど気になる箇所をカバー補正する機能やトーンアップ効果があるかどうかにも着目すると良いでしょう。

肌との相性

敏感肌の方や化粧品の成分が肌に合わない場合、肌荒れ、炎症などのトラブルを引き起こしてしまうおそれがある方は、アレルギーテスト済のアイテムなど、肌に負担の少ないアイテムを使用すると良いでしょう。新しい商品を使用することが不安な方は、まずサンプルやテスターで試してから使い始めると安心です。
購入の際も小さいサイズからスタートし、肌に合っていたら通常サイズを買うようにすると良いでしょう。
また、テクスチャーや使われている香料もアイテムによってさまざまなものがあるので、自分の肌質に合った質感や使い心地、香りの好みなども選び方のポイントとして入れておくのがおすすめです。
お友達や店員さんなどから勧められても、自分の肌に合わないものを使い続けることは良くありません。発赤や色素沈着になってしまう恐れがあるので避けましょう。

乾燥肌に適した化粧下地の使い方

「ファンデーションは使用しているけど、化粧下地は使っていない」という方もいるのではないでしょうか。
化粧下地には、色むらやファンデの毛穴落ちを防いだり、後から乗せるメイクアイテムの発色を良くして仕上がりの印象を変えたり、化粧もちを良くしたりという機能があります。使用したことのない方はぜひ一度取り入れてみてくださいね。

STEP1:化粧下地を肌に乗せる

まずは化粧下地を適量手に取り、額(おでこ)、両の頬、あごの4カ所に乗せましょう。

STEP2:化粧下地を全体に伸ばす

4カ所に乗せたら、内側から外側へと手早く顔全体に化粧下地を伸ばしてください
小鼻や眉間、鼻の下、唇の下などの細かな部位にも丁寧に伸ばし、塗り残しがないようにしてください。

STEP3:気になる部位に重ね付けする

顔全体に伸ばしたら、乾燥しやすい部位、カバーしたい部位に重ね付けします。シミ、くすみ、赤み、クマなど気になる部分に重ねづけし、密着力を高めましょう。
ニキビ跡やシミが気になる方はカバー力の高い化粧下地を選んでみてください。下地の段階で肌のアラを整えておくことで次に使用するファンデーションやコンシーラーの量を少なくすることができるので、厚塗り感を防げます。

乾燥肌に化粧下地を塗るときの注意点

化粧下地を塗る前に、土台となる素肌を整えましょう。
乾燥した状態や肌状態が悪い部分にメイクアイテムを塗り重ねても仕上がりが綺麗ではなかったり、肌荒れを悪化させる原因にもなるので注意してくださいね。

乾燥肌の化粧下地づくりは、まず保湿から

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うるおいに満ちた肌に使う

メイクをする前は、スキンケアで十分角層に潤いを補給しておくことが大切です。
水分と油分のバランスが取れた、肌を長時間湿潤状態に導くアイテムを使うと良いでしょう。自分の肌に合った化粧水や乳液、オールインワンアイテムを使用して、乾燥や外部刺激から肌を保護しましょう。保湿が不十分な肌に化粧下地を塗ると、メイクがなじみにくく、浮いてしまうことがあるので要注意です。

こすらずに優しく伸ばす

スポンジで肌を叩いたりブラシでこすったり、メイクを行う工程は肌に触れるアイテムが多いですよね。メイクアイテムの使い方によっては、肌の刺激になってしまう可能性もありますよ。肌の負担を軽減できるよう、一つ一つの工程をやさしく行い、メイクアイテムを丁寧に肌になじませることを心がけてください。肌に触れたスポンジやブラシは雑菌が発生しやすいので、使用後はこまめに洗い、乾燥させることも忘れずに行いましょう。

赤み、炎症が生じている部位には使わない

赤み、炎症など異変が起こっている部位にメイクをすると、メイクアイテムの成分が刺激となり肌トラブルにつながってしまうおそれがあるので要注意。赤みや炎症はメイクでカバーするのではなく、基礎化粧品で保湿をしたり、抗炎症剤を使用したりする対処に留めると良いでしょう。しっかりと保湿を行うことで肌がワントーン明るくなったりツヤが生まれる効果も期待できますが、それによって光の加減で気になる部分が少し目立たなくなることもあります。症状が快方に向かわない場合は、皮膚科の受診も検討してください。

乾燥肌の方の化粧下地に関するQ&A

いろいろな効果が期待できる化粧下地ですが、使うにあたって気になる点についてもいくつか紹介していきましょう。

Q. 化粧下地は絶対に必要?

A. 肌悩み解決の一助になるような優秀なアイテムではあるので、できるだけ使ってみることをおすすめします。
乾燥肌の人にとって、そもそも化粧下地は絶対に必要なアイテムなのかというとそういうものではありません。BBクリームなど、下地不要とされているアイテムもあります。しかし、これまでにご紹介してきたように肌悩み解決の一助になるような優秀なアイテムではあるので、できるだけ使ってみることをおすすめします。
保湿成分が入っていて保湿に効果が期待できたり、ツヤ感を与えて肌の印象を良くしたり、ファンデーションのノリを良くするなどが目的ですが、それ以外の役割としては、ファンデーションから肌を守るという役割もあります。ファンデーションは毛穴に入り込み、肌トラブルの原因となってしまうことがありますが、肌にやさしい下地を塗ることでそれを防ぎやすくなります。

Q. そもそもBBクリームとCCクリームの違いは?

A. 似たような名称ではありますが、それぞれに特徴があります。
化粧下地や日焼け止めの代わりとして活躍するアイテムとしては、BBクリームとCCクリームというものがあります。BBクリームのBBは、Blemish BalmまたはBeauty Balm、CCクリームのCCはColor ConditionまたはColor Controlの略です。
それぞれどのような役割を担うアイテムなのかというと、BBクリームはカバー力が高く、毛穴やシミ、そばかすなどの肌悩みを隠すことに効果を発揮します。CCクリームは、肌色を補正するクリームでつけることで、色ムラなどを軽減し、肌をきれいな仕上がりにしてくれるクリーム。これらのアイテムも自分の肌悩みをカバーしてくれるものなので、補正力や自分の肌質に合ったものを検討して使ってみるのもおすすめです。

Q. 化粧崩れを防ぐコツは?

A. たとえば、化粧下地をつける前には肌状態をよくするためにもスキンケアできちんと乾燥予防ケアを行うようにしましょう。
化粧崩れを防ぐ役割も担える化粧下地ですが、防ぐためにも使用に際してのコツがあります。たとえば、化粧下地をつける前には肌状態をよくするためにもスキンケアできちんと乾燥予防ケアを行うようにしましょう。もしもベタつきやテカリがあった場合は、ティッシュで余分な皮脂をオフしてからケアをするようにしてください。
また、できるだけ保湿力の高い化粧下地を選び、少量ずつ伸ばして顔の肌全体につけていくようにしましょう。こうしたちょっとしたコツを使うか使わないかでも、化粧の崩れやすさは違ってくるので、化粧下地を使う際には留意しておくと良いでしょう。

化粧下地はベースメイクの要

脇役のイメージの強い化粧下地ですが、実は保湿効果やトーンアップ機能などメイクの仕上がりをワンランクアップさせるためには欠かせないアイテムです。
ここまで読んで、化粧下地の印象が変わったという方も多いのではないでしょうか。直接ファンデーションを肌に乗せると刺激になる恐れもありますが、保湿効果が高い化粧下地で肌とファンデーションの間に膜を作ることで刺激を回避することができるため、バリア機能が低下している状態の乾燥肌の方には特に使っていただきたいメイクアイテムです。
自分の肌悩みを解決してくれる機能のある化粧下地を選ぶと、たくさんファンデーションを塗るよりもメイクを綺麗に仕上げることができるのも魅力的ですよね。
ただ、化粧下地の機能に頼るだけでなく、その前のスキンケアをきちんと行うこともとても重要。自分の肌状態をチェックして必要なケアを過不足なく行うことを心がけ、乾燥肌による肌トラブルを予防しながら、うるおいのある健やかな美肌でメイクを楽しみましょう。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

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