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シミのケア

2022.02.25

シミの改善には原因を探ることから始めよう。スキンケアから治療方法まで解説

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代表的なシミは6種類あります。それぞれできる原因が異なるため、シミの改善を目指すならまずは種類を見分けて原因を特定し、適切な対策を行うことが重要です。この記事では、6種類のシミの特徴、出来てしまったシミに効く薬などの対処法、ケアを行う時の注意点とシミを繰り返さないための予防法を紹介します。今あるシミに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

今あるシミの原因を知ることが大切な理由

シミの種類の一覧
シミは種類によってできた原因が違うので、対処法も異なります。できた原因に合わないケアをしていると、一向に改善しないどころか、悪化や再発を招く可能性もあります。今シミが気になっている人は確実にシミが消える方法も気になると思いますが、シミの改善にはある程度時間がかかります。まずはシミの種類を特定して、原因を探ることがシミ対策の第一歩です。
シミの種類は見間違いやすいので、ひとつずつ詳しくみていきましょう。

①老人性色素斑

代表的な6種類のシミの原因や改善法をそれぞれ詳しく解説していきます。まずは、最も一般的なシミである老人性色素斑。こめかみや頬・手の甲などにできることが多く、茶系の色をしているのが特徴です。

老人性色素斑の原因

老人性色素斑の写真とイメージ画像
老人性色素班の原因は、主に紫外線と加齢です。
  1. 紫外線
  2. 肌に紫外線が当たるとメラニンという黒い色素が生成されます。通常、ターンオーバー(肌の新陳代謝)によってメラニンが排出されるのですが、紫外線をたくさん浴びてしまいメラニンが過剰に生成されると、排出が追いつかずに蓄積してシミとなるのです。
  3. 加齢
  4. 長年にわたる紫外線ダメージの蓄積でメラノサイトが活発化し、メラニンが過剰に生成されます。加えてターンオーバーの周期が遅れ、メラニンが蓄積されやすくなるので、シミができやすくなります。

老人性色素斑を改善するセルフケア

セルフケアでの改善が期待できる老人性色素班。特に効果が期待できる成分が以下です。
  1. オゾン化グリセリン(メラノキラー)
  2. 化粧品に配合され、シミの改善効果が確認されている成分。
  3. ハイドロキノン
  4. 主に、医療機関で医師のみが処方できる外用薬に用いられてきた成分。個人差はありますが、約3ヵ月ほど継続して使用すると、シミが薄くなってきます。ハイドロキノンを配合した市販の化粧品もありますが、安全性を考慮して濃度は2%までと決められています。濃度が低いので、医師が処方する外用薬と同じ効果は望めません。
  5. トレチノイン
  6. 医療機関で医師のみが処方できる外用薬に用いられる成分。早ければ1ヵ月ほどでシミが薄くなってきます。シワやニキビの改善効果もある成分ですが、日本人の肌では強い皮膚刺激を生じることが多いのが特徴です。
ハイドロキノンやトレチノインは強い成分なので、外用薬で効果が見込める反面、使い方を誤るとかぶれやただれが起きることがあります。使用時は医師の指導のもと、必ず用法・用量を守ってください。
安全性や手軽さを重視する方は、オゾン化グリセリン(メラノキラー)配合の化粧品でケアを始めてみるといいでしょう。なお、医薬部外品に分類される薬用化粧品(医薬部外品)に配合されている美白有効成分は、「シミの予防効果」が国に認められている成分です。一般的にシミに効くというイメージがあるかもしれませんが、効果はあくまで予防であり、改善効果はありません。選ぶときは気を付けてくださいね。

老人性色素斑を改善する美容医療

老人性色素班は、レーザー治療で改善できる場合もあります。レーザー治療をした後には、ステロイドやハイドロキノンなどの外用薬が処方されることが多いようです。ただし肝斑を併発している場合は、レーザーでは逆に悪化してしまうことがあります。

②炎症後色素沈着

炎症後色素沈着の写真とイメージ画像
炎症後色素沈着は、主に傷跡にできる茶色や黒色のシミです。原因や改善法を解説します。

炎症後色素沈着の原因

ニキビや傷・虫刺され・かぶれ・湿疹・やけどなど、肌に起こった炎症が原因で色素沈着を起こしシミになります

炎症後色素沈着を改善するセルフケア

炎症後色素沈着は自然に消えていくことが多いですが、セルフケアをすれば早く薄くできる可能性があります。
有効な方法は、老人性色素班の場合と同じオゾン化グリセリン(メラノキラー)などが配合された化粧品や、ハイドロキノン、トレチノインやトラネキサム酸などが配合された外用薬でのケアです。

炎症後色素沈着を改善する美容医療

皮膚科や美容外科では、肌の表面にある角質を溶かすケミカルピーリング、肌の代謝を促す光治療やレーザー治療などが行われます。また、ハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬も処方してもらえます。

③肝斑

肝斑の写真とイメージ画像
肝斑は、頬を中心として左右対称に広がる茶色いシミです。原因や改善法を解説します。

肝斑の原因

はっきりとした原因はわかっていませんが、女性ホルモンのバランスの乱れが影響すると考えられています。また、紫外線や摩擦などの刺激で悪化するので注意が必要です。

肝斑を改善するセルフケア

肝斑は化粧品での改善は難しく、トラネキサム酸などの医薬品の内服が主なケア方法になります。悪化を防ぐには、美白有効成分配合の薬用化粧品(医薬部外品)も有効です。

肝斑を改善する美容医療

肝斑に有効とされるトラネキサム酸は、ドラッグストアで購入できるほか、皮膚科などでも処方してもらえます。併せて、気になる場合はハイドロキノンやトレチノインなど外用薬の処方も相談してみてください。

④そばかす

そばかすの写真とイメージ画像
鼻から左右対称に広がる粒状のシミがそばかすです。原因と改善法を解説します。

そばかすの原因

そばかすは遺伝的要因が強いとされています。色白で日焼けしやすい人に多く、幼少期から見られます。

そばかすを改善するセルフケア

そばかすはセルフケアでの改善が難しいシミ。紫外線を浴びると増えたり濃くなったりするので、しっかりUVケアを行うことが大事です。加えて、予防として美白有効成分が配合された薬用化粧品(医薬部外品)を使用するのも良いでしょう。

そばかすを改善する美容医療

セルフケアでの改善が難しいそばかすは、皮膚科などで相談するのがおすすめです。主な治療法は、シミの元となるメラニンに反応するレーザーなどを用いたマシン治療になります。

⑤脂漏性角化症

脂漏性角化症の写真とイメージ画像
顔や体にイボのように盛り上がったシミを見つけたら、脂漏性角化症が疑われます。原因と改善法を解説します。

脂漏性角化症の原因

老人性色素班が腫瘍化して盛り上がってきたものが脂漏性角化症と考えられます。そのため、主な原因は老人性色素班と同じ紫外線です。加齢による肌の老化も大きく影響し、別名「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」とも呼ばれます。

脂漏性角化症を改善するセルフケア

脂漏性角化症はセルフケアで改善は難しいので、まずは作らないための予防としてUVケアが重要です。

脂漏性角化症を改善する美容医療

内服薬や外用薬は効果がないと言われています。自然になくなることはないので、盛り上がりを除去したい場合は、皮膚科などで炭酸ガスレーザーや液体窒素による治療が必要です。

⑥後天性メラノサイトーシス(ADM)

後天性メラノサイトーシスの写真とイメージ画像
後天性メラノサイトーシス(ADM)は、頬に左右対称に生じることが多い、青〜黒色のシミです。原因と改善法を解説します。

後天性メラノサイトーシスの原因

原因はまだ解明されていません。ただし好発部位が肝斑やそばかすと似ているので、間違ったケアをしないよう注意深く見分けが必要です。

後天性メラノサイトーシスを改善するセルフケア

原因がわかっていないため、セルフケアでの改善は難しいでしょう。

後天性メラノサイトーシスを改善する美容医療

内服薬や外用薬での効果は期待できませんが、レーザー治療で改善することが多いようです。まずは皮膚科などで相談するのがおすすめです。
もしシミの見分けに悩んだら、こちらのシミ審断を活用してみてください。簡単な質問に答えるだけで、顔にできたシミの種類とその改善方法が分かります。種類によって、化粧品で改善できるのかどうかも分かります。

要注意!シミを悪化させてしまう間違ったケアとは

スキンケアをする女性の手元
今のケアがシミに良いと思ってやっていても、実は悪化させてしまう行動かもしれません。注意しておきたい、シミを悪化させてしまうケアについてもチェックしておきましょう。        

肌を触り過ぎてしまう

早く改善しようとあれこれ塗りたくなってしまい、スキンケアで肌を擦る回数が増えると、摩擦の刺激で新たなシミができる可能性があります。なるべく肌を擦らないシンプルなケアを心がけるのが大切です。

美白にこだわりすぎて、保湿をおろそかにしてしまう

肌表面の角質層がうるおいに満ちていると、バリア機能が働いて、紫外線や外気の乾燥などの刺激を受けにくくなります。保湿をおろそかにして肌が乾燥してしまうと、バリア機能が低下して紫外線ダメージを受けやすい状態に。またターンオーバーの乱れにもつながるため、シミができやすくなるだけでなく、改善もしにくくなります。基本的なケアである保湿を行った上で、美白ケアも取り入れていきましょう。

シミのことだけを考えた偏った食生活

シミ予防に効く栄養素といえば、ビタミンCがおなじみ。でもビタミンCを多く含む野菜やフルーツばかり摂っていても、健康な肌は作れません。肌の材料になるタンパク質も摂らないと、うるおいやハリのない肌になってしまいます。タンパク質を多く含む肉や魚、卵、大豆食品などもしっかりと摂って、バランスを重視するのが大事です。

セルフケアでシミができにくい体質を目指す方法

日焼け止めと帽子・サングラスなどの紫外線対策グッズ
セルフケアで今あるシミの悪化を防ぎ、新たなシミを作らないために日々行える方法を紹介します。

シミケアの基本!紫外線対策の徹底を

すべてのシミのケアに必要不可欠なのが、紫外線の対策です。季節によって紫外線の照射量は違いますが、秋冬も曇りの日も、1年を通じて紫外線は降り注いでいます。毎日の習慣として、日焼け止めクリームを塗りましょう。春夏は日傘や帽子を取り入れたり、なるべく長袖の服を選んだりするなど、対策を強化してみてください。
また、肌が乾燥していると紫外線の影響を受けやすくなり、ターンオーバーが乱れる原因となるので、保湿ケアも忘れずに。その際、美白有効成分が配合された薬用化粧品(医薬部外品)を使用すれば、保湿とシミ予防が同時にできます。

体質改善でシミを繰り返さない肌へ

今回紹介したようなシミ対策を取り入れてもなかなか良くならない場合や、何度も繰り返してしまう場合には、内臓の働きなど体の内側に原因がある可能性もあります。バランスの取れた食事や適度な運動、体を冷えから守るなど、食生活や生活習慣を見直し、体や肌の代謝を促してシミができにくい体作りを行っていきましょう。

シミの種類を見分けて適切な改善法を

鏡の前でスキンケアをする女性
シミの主な改善法は、スキンケア・薬・マシン治療の3種類。しかしせっかくケアを始めても、シミの種類に合っていないと効果は発揮されません。まずはできてしまったシミの種類・原因を探ることから始めていきましょう。もしなかなか見分けがつかない場合は、こちらのシミ審断を活用してみてください。いくつかの質問に答えるだけで、自分にできたシミタイプを判別することができます。
監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

・所属学会
日本抗加齢学会/日本麻酔科学会/日本オーソモレキュラー医学会/国際オーソモレキュラー医学会/
国際抗老化再生医療学会/臨床水素研究会/日本東洋医学会正会員
・経歴
2007年山梨大学医学部卒業、その後国際医療センター国府台病院で初期研修。研修後は日本医科大学麻酔科に入局し勤務。
その後大手美容クリニック勤務ののち、一般皮膚科、美容皮膚科などの勤務、院長勤務などを経て現在はGINZA Zen禅クリニック院長。
人が持つ本来の美しさを引き出すことをモットーに、たくさんの患者の様々な皮膚と真剣に向き合う。
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