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シミのケア

2022.03.29

こめかみにできたシミは「老人性色素班」の可能性大!原因と対策を解説

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老人性色素斑はこめかみに現れやすいシミのひとつです。ただし他にもこめかみにできるシミはいくつかあります。また、もしかするとシミではない可能性も。この記事では、こめかみにできるシミの種類やその他の症状、セルフケアの方法と皮膚科で行われている対策を紹介します。気になるシミの正体をつきとめて、今後の対策に活かしましょう。

こめかみにできたシミは「老人性色素斑」であることが多い

こめかみにできたシミのアップ
こめかみにシミができたら、まず始めに疑いたいのが老人性色素斑。頬やこめかみが好発部位で、多くの人にできる可能性のあるシミです。
他もこめかみにできるシミはいくつかあり、それぞれ原因や対処法が異なります。そのため種類を見分けることが、効率的な対策の第一歩。ひとつずつ詳しくみていきましょう。

こめかみにできるシミの特徴と原因

さまざまある種類の中でも、特にこめかみにできる可能性が高いシミの特徴と原因、主な改善法を紹介します。自分のシミの状態と見比べてみてください。

【可能性大】紫外線が当たりやすい部位にできる「老人性色素斑」

老人性色素斑の写真とイメージ画像
こめかみにできるシミで、最も可能性が高いのが老人性色素斑です。一般的にシミと呼ばれるものの多くはこのタイプ。「老人性」と言っても紫外線が主な原因になり、こめかみは紫外線がよく当たる部位なのでできやすいと言えます。
大きさなどに規則性はないものの茶色で円形をしていることが多く、30歳頃から気になりだす人が増えてきます。紫外線をよく浴びる人なら、20代からでき始めることもあるでしょう。
改善するには、皮膚科でのレーザー治療が近道です。またレーザー治療のような即効性はありませんが、オゾン化グリセリン(メラノキラー)配合の化粧品によるスキンケアも効果的です。研究機関でシミ改善効果が確認されている、先進の美容成分です。

摩擦や女性ホルモンの影響を受ける「肝斑」

肝斑の写真とイメージ画像
肝斑は、摩擦や女性ホルモンのバランスの乱れが影響すると考えられていて、30〜40代くらいの女性によく見られるシミ。頬骨の辺りからこめかみにかけて、薄茶色のシミが左右対称にもやもやと現れるのが特徴です。おでこや口周りにできることもありますが、こめかみだけというケースは多くないと思われます。
肝斑の主な改善方法は、飲み薬による治療です。レーザー治療は、肝斑の場合は反対に悪化させるおそれがあるので注意してください。また紫外線を浴びすぎたり、ストレスの影響でホルモンバランスを崩したりすると悪化しやすいので、同時に予防も行っていく必要があります。

傷やニキビなどの炎症があった部位にできる「炎症後色素沈着」

炎症後色素沈着の写真とイメージ画像
傷やニキビ・虫刺され・かぶれなどによる肌の炎症の跡が、そのまま茶色く残ってしまったものが炎症後色素沈着です。体のどの部分にもできる可能性があります。シミの形状は原因となった傷などによって異なります。
通常、肌のターンオーバーとともに自然と薄くなっていきますが、早く治したい場合やなかなか改善が見られない場合は、オゾン化グリセリン配合の化粧品の使用、もしくはレーザー治療などを検討してみるのがおすすめです。

詳しい原因はわからない「後天性メラノサイトーシス」

後天性メラノサイトーシスの写真とイメージ画像
肝斑とできる部位や形状が似ていて間違いやすいのが、後天性メラノサイトーシスです。青〜灰色ががっている色味が見分けるポイント。肌深くの真皮層にでき、アザに分類される場合もあります。発症原因は明らかになっておらず、化粧品や市販の医薬品では対処が困難です。改善したい場合はまず医師へ相談するのが近道です。
それぞれのシミの特徴については、下記の記事でも詳しく紹介しています。

原因に内臓のトラブルが挙げられることもあるが関連性は薄い

肝臓の機能低下など、「内臓の不調がシミとして肌に現れている」と言われることもあります。内臓機能が弱まると、体の老廃物を排出する新陳代謝の機能も低下するのが理由と考えられます。しかし、内臓のトラブルとシミの関連性は薄いと考えて良いでしょう。

シミが盛り上がっているならイボの可能性も有り

脂漏性角化症の写真とイメージ画像
シミのような形状でも肌に盛り上がりがあるなら、脂漏性角化症というイボである可能性があります。別名「老人性イボ」とも呼ばれる種類です。元は老人性色素斑だったものが、歳を重ねるにつれて腫瘍化したものと考えられています。
見た目は濃い茶色〜黒色で肌の盛り上がりを伴うのが特徴です。基本的には良性なのですぐに治療の必要はありませんが、自然に消えることはないので、気になる場合や異変を感じたら皮膚科で相談すると良いでしょう。

こめかみにできたシミをセルフケアする方法

こめかみにできたシミのケアは、シミの種類に合った対策を行うと同時に、悪化させないための予防も大事です。自分でできるシミの改善方法と予防法、そして今すぐ隠したい場合におすすめのメイク法を紹介します。

シミに効果のある成分が入った化粧品を使う

ガラス管から流れる美容液
老人性色素斑や炎症後色素沈着なら、オゾン化グリセリン(メラノキラー)のような先進の美容成分や、ハイドロキノンなどが配合された化粧品で改善が見込めます。なお、「美白有効成分」がシミに効くというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、「美白有効成分」はすべて予防を目的としたもののため、できてしまったシミの改善効果は期待できません。
簡単に自分のシミのタイプを判別したい場合は、こちらのシミ審断を活用してみてください。

悪化を防ぐには紫外線対策を徹底する

日焼け止めクリームと紫外線対策グッズ
新たなシミを作らない、今あるシミを悪化させないためには、紫外線対策の徹底が基本。特にこめかみは、日焼け止めを塗り忘れやすいので気を付けましょう。加えて、こまめな塗り直しも大事。塗り直しが難しい時は、メイク直しの際にパウダーファンデを重ねるのがおすすめです。できれば日傘や帽子なども併用して、なるべく肌を守るよう意識してみてください。

気になる場合はメイクで隠す

数種類のコンシーラー
今すぐシミを隠したい場合は、メイクで隠すのも1つの手です。そんな時に役立つのがコンシーラー。自分の肌より暗めの色を選べばなじみやすく、気になる部分を自然にカバーしてくれます。
シミを隠すメイク方法については、下記の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。

皮膚科で行うこめかみのシミを改善する治療

セルフケアで治すのが難しいシミの改善や、早く薄くしたい場合などには、皮膚科で医師に相談するのがおすすめです。シミ治療として一般的なレーザー治療と、処方されることの多い薬について紹介します。
クリニックの治療室の様子

レーザー治療

レーザー治療は、主に老人性色素斑や後天性メラノサイトーシスに効果を発揮します。肝斑はかえって悪化させてしまうおそれがあるので、種類の見極めが大事です。
治療では、黒や茶色などの色素に反応するレーザー光をシミに直接当て、シミの元となるメラニン色素を破壊して改善を目指します。レーザー照射中は、ゴムではじかれたような痛みを感じる人が多いです。治療後にはかさぶたができることがあり、1〜2週間ほど肌を休ませるダウンタイムが必要になります。一度で高い効果が期待できますが、状態によっては複数回必要になる場合もあります。
病院に行く前にシミの種類をセルフチェックしたい場合は、こちらのシミ審断で自分にできたシミのタイプを判別してみましょう。

薬の処方

老人性色素斑・炎症後色素沈着・肝斑などには、以下の2つの外用薬が処方される場合が多いです。
効果 デメリット
ハイドロキノン メラニン色素の発生を抑える 肌が赤くなったりヒリヒリとした痛みを覚えることがある
トレチノイン ハイドロキノンの浸透を良くする 「レチノイド皮膚炎」と呼ばれる症状が起こることがある(赤み・痒み・紅斑などが見られる)
なお、ハイドロキノンを配合した市販の化粧品もありますが、濃度が処方薬より低い2%以内と決められているので、処方薬と同じ効果は望めません。人によっては刺激を感じることもあります。
また、肝斑に特に有効とされているのは、トラネキサム酸の内服です。シミの元となるメラニンの生成を抑えたり、プラスミンの働きを抑制してシミの発生を防いだりする作用があります。こちらも市販薬がありますが、しっかり治すなら医師に処方してもらうのがおすすめです。
トラネキサム酸については、下記の記事で詳しく紹介しているので、併せて参考にしてください。

シミが悪化する!間違ったケア方法

スキンケアをする女性
シミを改善したいと思っているのに、ケアの仕方によっては逆にシミの悪化を招いてしまうことがあります。よくある間違ったケアが以下の3つです。
  1. 保湿をおろそかにする
  2. 美白を意識しすぎると、保湿がおろそかになりがちに。肌の乾燥はターンオーバーの乱れを招き、シミができやすい状態に陥ってしまいます。保湿が基本であることを忘れずに、スキンケアを行いましょう。
  3. 肌をこすりすぎる
  4. 肌への摩擦もシミの一因になります。スキンケアの際に力を入れすぎたり、こすりすぎたりしないよう気を付けましょう。洗顔の際は泡立てネットを使用して泡で包むように洗顔したり、あれこれ塗らずになるべくシンプルな化粧品のみでケアしたりするのがおすすめです。
  5. シミに効く栄養素ばかりを摂る
  6. シミに良いとされる栄養素だけを意識していると、バランスが偏りやすくなります。タンパク質など肌の土台作りに必要な栄養素が不足していては、綺麗な肌は作れません。

こめかみにできたシミの種類を見分ければ、改善策が見えてくる

頬に手を添えてほほ笑む女性
こめかみにできる可能性があるシミだけでも数種類あります。まずは今あるシミがどの種類なのかを見分け、適切な改善策を探りましょう。もし判断がつかない場合は、こちらのシミ審断を活用し、自分のシミタイプをチェックするのがおすすめです。
監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

・所属学会
日本抗加齢学会/日本麻酔科学会/日本オーソモレキュラー医学会/国際オーソモレキュラー医学会/
国際抗老化再生医療学会/臨床水素研究会/日本東洋医学会正会員
・経歴
2007年山梨大学医学部卒業、その後国際医療センター国府台病院で初期研修。研修後は日本医科大学麻酔科に入局し勤務。
その後大手美容クリニック勤務ののち、一般皮膚科、美容皮膚科などの勤務、院長勤務などを経て現在はGINZA Zen禅クリニック院長。
人が持つ本来の美しさを引き出すことをモットーに、たくさんの患者の様々な皮膚と真剣に向き合う。
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