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シミの豆知識

2022.04.22

シミができる4つの原因。正しい対策とありがちな間違いケアを知ろう

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シミができる大きな原因は4つ。原因によってできるシミの種類は異なり、改善するにはそれぞれに合った対策が必要です。この記事では、シミができる主な原因と考えられる種類、シミの種類ごとの改善方法、シミを悪化させる間違ったケア、これ以上シミを増やさないための対策を紹介します。今あるシミに悩んでいる人は要チェックです。

シミの主な原因は4つ!特徴を知って種類を見分けよう

シミができる原因はさまざまありますが、大きくは4つに分けられます。シミの主な原因と、それぞれ考えられるシミの種類や特徴を紹介します。

①紫外線

シミの正体は、過剰に作られ肌に蓄積したメラニン色素です。紫外線の刺激はメラニンの生成を促すので、シミができる一番の原因として挙げられます。また、紫外線はさまざまなシミの悪化の原因にもなります。
紫外線が主な原因で発生するのは、老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)という一般的なシミの種類です。茶色っぽい色味で、境界線がはっきりしているのが特徴です。顔や手・背中・腕など、肌を露出する場所によくできます。
老人性色素斑は加齢も原因の一つであるため、中年以降に急にシミが増えたと感じることもあるかもしれません。放置していると盛り上がって、脂漏性角化症といういわゆる老人性のいぼになることもあります。

②肌の炎症

傷・ニキビ・虫刺され・火傷・摩擦などによる肌の炎症の跡が、色素沈着を起こしてシミとなったものが炎症後色素沈着です。年齢・性別・形状に規則性はなく、顔・体どこにでもできる可能性があります。

③ホルモンバランス

30〜40歳前後のホルモンバランスの変化が激しい女性に多く見られるので、女性ホルモンのバランスの乱れが影響すると考えられているのが肝斑(かんぱん)です。妊娠や出産・ピルの服用などが原因となる可能性もあります。また、過剰なストレスや不規則な生活習慣もホルモンバランスの乱れを招きます。
薄い茶色のモヤモヤとしたシミが、頬骨上や口周り、おでこなど、左右対称に現れるのが肝斑の特徴です。紫外線の影響によって悪化するおそれがあります。

④遺伝

遺伝が主な原因とされているのがそばかすです。幼少期から見られ、思春期にかけて目立ってくる傾向があります。特にそばかすなどのシミができやすい人の特徴としては、色が白い人や日光によく当たる人などが挙げられます。
小さく細かい斑点が、鼻や頬などに左右対称に散らばるのがそばかすの特徴です。紫外線が当たりやすい背中・腕・胸元などの体にできることもあります。紫外線を浴び続けていると悪化するので注意が必要です。

【種類別】シミの正しい改善方法

化粧品とカプセルが入った透明の小皿
シミの改善方法には、セルフケアや皮膚科で行う治療などがあります。しかしシミの種類に合った対策をとらないと、なかなか効果が発揮されません。ここではシミの種類別に、今あるシミを薄くする方法を紹介します。

老人性色素斑・炎症後色素沈着は「スキンケア」でも改善

老人性色素斑・炎症後色素沈着は、オゾン化グリセリン(メラノキラー)などの、先進の美容成分が配合された化粧品によるスキンケアで改善が見込めます。炎症後色素沈着は通常、時間の経過とともに自然に薄くなっていきますが、早く改善したい場合はケアするのがおすすめです。
なお、皮膚科による美容レーザーでの改善も見込めますが、肝斑を併発している場合はおすすめできません。肝斑はレーザー照射で濃くなってしまう可能性が高いためです。

肝斑には「医薬品」が効果的

肝斑の改善は、トラネキサム酸の内服が基本です。市販薬もありますが、不安がある場合は皮膚科などで処方してもらうと良いでしょう。症状によっては、ハイドロキノンなどの外用薬も一緒に処方されます。また治療と合わせて、生活習慣を見直し、ホルモンバランスを整えていくことも大事です。
その他、皮膚科で処方される薬にはテレビ番組の「ためしてガッテン」で赤い顔のシミを消す方法として紹介された、イミキモドクリームなどがあります。主に日光角化症と診断された場合に処方される薬で、通常のシミと異なる病変なので、異変を感じたら受診するようにしましょう。

そばかすは「美容医療」で治療を

そばかすはセルフケアでの改善は難しく、皮膚科で行うレーザー治療やフォトフェイシャルなどのマシン治療が必要です。レーザー治療では、治療後の肌が落ち着くまでの「ダウンタイム」と呼ばれる期間が2週間ほどかかることがあります。ダウンタイム中は、レーザーを照射した場所にかさぶたができたり、一時的にシミが濃く見えたりする可能性があります。
そばかす以外にも、脂漏性角化症や後天性真皮メラノサイトーシスなどのシミの改善も期待できます。
シミの種類によって対策が大きく異なるため、シミの種類の見極めは大切です。受診の前に簡単にシミを見分けたい場合は、こちらのシミ審断を活用してみてください。いくつかの質問に答えるだけで、今あるシミの種類と対策が分かります。

シミが悪化する原因に?やってしまいがちな間違ったケア

指で頬を押さえるスキンケア中の女性
シミを改善するにはしっかりケアを行う必要がありますが、間違ったケアをすると、反対にシミを悪化させる原因になってしまいます。ついやってしまいがちな、シミの悪化につながる間違ったケアを紹介します。

シミケア成分にこだわりすぎて保湿を疎かにしてしまう

シミ対策にはスキンケアの基本となる、保湿ケアも重要です。肌が乾燥していると、肌がもつ「バリア機能」が低下してしまい、より紫外線ダメージを受けやすい状態になります。肌の乾燥は、あらゆる肌トラブルの始まりとして、シミだけでなくシワやニキビ・毛穴の開きなどにも影響を及ぼします。
保湿効果を高めるには、化粧水や乳液は適量を守るようにしましょう。ベタつきが気になるなら、少量ずつ分けて肌につけても構いません。
またスキンケア化粧品の成分選びにも注意が必要です。一般的にシミに効くと言われている美白化粧品(医薬部外品)には、「美白有効成分」が配合されています。ただし美白有効成分は、あくまでもシミの予防が目的の成分です。「これ以上シミを増やしたくない、悪化させたくない」という時には良いですが、改善効果はほぼ期待できないことを覚えておいてくださいね。

強い力でこするようにスキンケアを行う

ゴシゴシと強い力でスキンケアすると肌への摩擦となり、メラニンの生成を活発にさせシミが悪化する原因に。化粧水・クリームを塗る時や浸透させる時は、ハンドプレスなどで摩擦を起こさないようにしましょう。
またクレンジングのしすぎは、肌の乾燥を加速させる可能性があります。クレンジングの際は擦りすぎに注意し、顔を拭く時もタオルでゴシゴシ拭かず、優しく押し当てるイメージで行うように心がけましょう。

クレンジングのついでにマッサージを長時間行う人もいますが、摩擦が起こるためシミの原因となってしまう恐れがあります。血行を促したり肌のコリをほぐしたりしたい時は、肌をさするマッサージではなく、指先や手のひらで押す「指圧」で行うのがおすすめです。

シミの種類に合っていないマシン治療を受ける

皮膚科などでシミ治療として行われているレーザーは、肝斑を悪化させるおそれがあります。他のシミと複合しているケースもあるので、安易に判断せずしっかりカウンセリングを受けるようにしましょう。

生活習慣の乱れを見直していない

外側からのケアや治療だけでなく、生活習慣を見直すことも大切です。寝不足や喫煙などは肌のターンオーバーの乱れを招き、さまざまな肌トラブルを引き起こす可能性があります。
偏った食生活も肌には良くないとされていて、特に菓子パンなどの糖分が多い食べ物の摂りすぎは、肌の糖化やシミの原因となる食べ物として挙げられます。糖化とは、摂りすぎた糖が肌のタンパク質と結びついて、シミや黄ぐすみの原因物質がつくられることを言います。

スイーツはなるべく量を控えるか、「糖質オフ」「低糖質」などの表示があるものを選ぶと良いでしょう。

シミの原因を排除!これ以上増やさない対策

水に浮かぶスキンケアクリーム
シミの改善と同時に予防を行って、これ以上シミが増えないよう対策していきましょう。新たなシミを作らない、今あるシミを悪化させないための予防法を紹介します。

紫外線ダメージから肌を守る

シミには紫外線対策が欠かせません。夏だけでなく秋冬も紫外線は降り注いでいるので、一年を通して日焼け止めをしっかり塗り、帽子や日傘なども活用していきましょう。
なお日焼け止めは一度塗れば良いわけではなく、2~3時間おきに塗り直すのが理想です。難しい場合は、メイク直しをする時にUVカット効果があるパウダーファンデーションを使うと良いでしょう。

美白効果のある化粧品で丁寧にケアをする

「美白有効成分」はシミの予防に効果があるとして認可を受けている成分で、ビタミンC誘導体・プラセンタエキス・アルブチン・4MSK・トラネキサム酸などがあります。化粧品を選ぶときは、これらの成分とともに「医薬部外品」であるかも確かめるとより効果が期待できます。
スキンケアは優しい手つきで摩擦を避け、クレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液→クリームの順で行い乾燥を防ぎましょう。詳しくは、メーカーが推奨している使用方法に倣うようにしてください。

生活習慣を見直しターンオーバーを整える

生活習慣を整えると肌のターンオーバーが正常になり、メラニンの排出が促されシミ予防になります。まずは以下の3点を意識してみてください。
①適度な運動
帰り道に一駅分歩いてみるなど、軽い運動から始めてみましょう。
②十分な睡眠
毎日6~8時間の睡眠が理想的です。
③バランスの良い食生活
シミ予防として積極的に摂り入れたいのは、メラニンの沈着を抑えるビタミンCや、ターンオーバーをサポートするビタミンA・E。加えて健康な肌の材料となるタンパク質も必要です。糖分の摂りすぎは要注意です。

シミの原因が分かれば、正しい対策が見つかる

鏡を見て笑みを浮かべる女性
紫外線などのさまざまな刺激がシミの原因になります。シミができた原因が分かれば、自分に必要な対処法が見えてくるでしょう。そのためには、できてしまったシミの特徴などから種類を見分けることが大事です。今あるシミの種類が分からない、皮膚科に相談に行く前に一度セルフチェックしてみたいという場合は、こちらのシミ審断を活用してみてください。
監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

・所属学会
日本抗加齢学会/日本麻酔科学会/日本オーソモレキュラー医学会/国際オーソモレキュラー医学会/
国際抗老化再生医療学会/臨床水素研究会/日本東洋医学会正会員
・経歴
2007年山梨大学医学部卒業、その後国際医療センター国府台病院で初期研修。研修後は日本医科大学麻酔科に入局し勤務。
その後大手美容クリニック勤務ののち、一般皮膚科、美容皮膚科などの勤務、院長勤務などを経て現在はGINZA Zen禅クリニック院長。
人が持つ本来の美しさを引き出すことをモットーに、たくさんの患者の様々な皮膚と真剣に向き合う。
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