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シミの種類

2022.03.29

頬にできる赤いシミの正体は?種類や対処法、注意したい日光角化症も解説

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突然顔に赤いシミのようなものが現れて、気になる人もいるでしょう。その正体は、シミ以外にもさまざまなことが考えられます。場合によっては、早めに対処が必要な日光角化症という病変のおそれも。今回は頬が赤い場合に考えられる症状や、赤いシミの種類と対処法、注意したい日光角化症の見分け方、その他のシミの種類を紹介します。

頬が赤い...本当にシミ?

気になる頬の赤みをシミと決めつけるのは早計かもしれません。肌がダメージを受けた後だったり、何らかの要因によって赤みが増したりする場合は、シミではない可能性があります。まずは比較的見分けやすい、シミ以外で考えられる症状を紹介します。

ニキビや傷の炎症

ニキビのある肌のアップ
ニキビや傷などによる肌の赤みは、シミではなく肌が炎症を起こしている状態です。ただしニキビや傷が治った後もなかなか炎症が治らなかったり、体質的に赤みが残りやすかったりする場合、放っておくと炎症後色素沈着というシミに変化してしまうことがあります。
炎症やその後の色素沈着も、ダメージが治れば自然と赤みは引いていきますが、刺激によって悪化する可能性があるので、むやみに触らないよう気を付けましょう。

毛細血管拡張症(赤ら顔)

赤い頬のアップ
毛細血管拡張症とは、何らかの刺激で毛細血管が広がり、血液の流れが滞って皮膚から透け、顔などが赤く見える状態のこと。遺伝・加齢などの体質や、寒暖差や緊張などの環境的な要因が発症の引き金となります。
主に鼻や頬など、毛細血管が密集している部分に赤みが現れやすいです。温度変化や緊張が増すと赤みが強くなったり、歳を重ねるにつれて目立ってきたりする傾向があります。
特に、毛細血管がクモの巣のように放射状に伸び、肌の表面からもはっきりと見えている状態を「クモ状血管腫」と呼びます。血管が集まる中央部が赤く盛り上がっていて、指で押すと赤みが消えますが、離すと元に戻るのも特徴です。
毛細血管拡張症を改善するには、皮膚科などで行うレーザーやフォト治療が有効とされています。
なお、頬以外での顔の赤みに悩んでいる人は、下記の記事も参考にしてみてください。

頬にできる赤いシミの種類と対処法

前項の症状に当てはまらない場合は、シミである可能性が高まります。シミにもいくつか種類がありますが、ここでは頬にできる可能性がある赤いシミの種類と対処法を紹介します。自身の状態と照らし合わせてみましょう。

炎症後色素沈着:炎症の赤みが引いた後に現れるシミ

炎症後色素沈着の写真とイメージ画像
先述の通り、炎症後色素沈着とはニキビや傷などの炎症が治まった後、そのまま色素沈着を起こしシミとなったもの。気になっていたシミが、赤色から次第に茶色くなってきた場合は、特にこのタイプのシミである可能性が高いです。
通常、肌のターンオーバーとともに次第に薄くなり、自然と薄くなることが多いですが、摩擦などの刺激によって慢性化してしまうことがあるので注意が必要です。改善するには、炎症により乾燥しがちな肌をしっかり保湿し、なるべく触ったりこすったりしないようにして悪化を防いでいきましょう。

脂漏性角化症:イボのように盛り上がったシミ

脂漏性角化症の写真とイメージ画像
一般的なシミの種類である老人性色素斑が、加齢などによって盛り上がってきた状態を脂漏性角化症と言います。別名「老人性イボ」とも呼ばれます。
顔・体どこにでもできる可能性があり、褐色調や黒色などさまざまな色味をしていて、炎症を伴うと赤くなるのが特徴です。早ければ30代から見られることもあります。
良性のイボなので治療の必要はありませんが、自然には消えず、放っておくと大きくなってくることもあります。気になる場合は皮膚科などで治療してもらうのが良いでしょう。
シミの種類に迷ったら、以下のシミ審断を活用してみてください。いくつかの質問に答えるだけで、今あるシミの種類と対処法が分かります。

注意したい頬の赤いシミ・日光角化症

人差し指を立てて注意を促す医者
日光角化症は、若年層で発生するのはまれなケースです。ただし、皮膚がんのごく初期の症状とされ、早めの治療が必要となるので注意したい病気です。特徴と見分け方を解説するので、頬の赤いシミがなかなか治らないという場合は、念のためチェックしてみてください。

日光角化症とは

日光角化症は、皮膚がんの早期の病変です。原因は紫外線ダメージの蓄積と考えられていて、紫外線の当たりやすい顔に現れやすく、でき始めは赤いシミのように見えます。自然には治らないので、早めに皮膚科などで適切な治療を受けることが重要です。

日光角化症の見分け方

日光角化症は、1~2センチほどの赤いシミがまだら状に発生し、時間が経つと湿疹のようになるのが特徴です。かさぶたを伴う場合もあります。60歳以上の人にできやすいですが、まれに若い世代にも見られます。

化粧品で治せる頬の赤いシミはある?

たくさんの化粧品とスキンケア用品
炎症後色素沈着なら、オゾン化グリセリン(メラノキラー)などの、先進の美容成分が含まれた化粧品によるケアで改善が期待できます。自然に薄くなっていくことが多い炎症後色素沈着ですが、顔の場合は治るまでに半年から1年ほどかかるので、早く快方に向かわせたい場合はケアを検討してみてください。同時に、摩擦や紫外線を避けるなど、悪化させないための対策も大事です。その他の赤いシミは、残念ながらセルフケアでの改善は難しいです。

赤いシミ以外のシミの種類と対処法

赤いシミ以外にも、頬にできるシミの種類はいくつかあります。最後に、その他のシミの種類と対処法を紹介します。シミの対策は種類によって異なるため、見極めが重要です。ぜひ代表的な種類は押さえておきましょう。

老人性色素斑:最も一般的なシミ

老人性色素斑の写真とイメージ画像
紫外線が主な原因となる一般的なシミが老人性色素斑です。発症部位や形に規則性はなく、顔にもよく見られます。茶色~こげ茶色の色味で、境界線がはっきりしているのが特徴です。長年放置すると肌が盛り上がってきて、脂漏性角化症と呼ばれるイボになることがあるので要注意。オゾン化グリセリン(メラノキラー)が含まれた化粧品でのスキンケアで改善が期待できます

肝斑:女性ホルモンが影響するシミ

肝斑の写真とイメージ画像
30代〜40代の女性に多く見られ、女性ホルモンのバランスの乱れによってできると考えられているのが肝斑です。頬のあたりに左右対称に、もやもやとした茶色いシミが現れるのが特徴です。改善するには、トラネキサム酸やビタミンC、ビタミンEの内服が効果的とされています。同時に生活習慣を見直して、ホルモンバランスを整えていくことも大事です。

そばかす:遺伝で発生するシミ

そばかすの写真とイメージ画像
鼻を中心に、小さな斑点が広がるように散らばるシミがそばかすです。遺伝が主な原因とされ、幼児期から見られます。個人差はありますが、思春期にかけて濃くなっていき、その後は薄くなるケースが多いです。セルフケアでの改善は難しいので、気になる場合はマシン治療などを検討する必要があります

後天性メラノサイトーシス(ADM):原因不明のシミ

後天性メラノサイトーシスの写真とイメージ画像
両頬の上部にできる小さな茶色の色素斑が後天性メラノサイトーシス(ADM)です。発症する原因ははっきり分かっていません。肌の奥にできるのでセルフケアは難しく、皮膚科などでのレーザー治療で、真皮メラノサイトの破壊・除去をして改善を試みます
このようにシミは種類によって対処法が異なります。見分けに悩んだら、こちらのシミ審断を活用してみてください。セルフケアできるシミか、どんな対処法かも確認できます。

頬にできた赤いシミは早めの見分けが大事

頬に手を添える節目がちの女性
日光角化症など、少し心配な病変もあるので早めに見分けたい頬の赤いシミ。まずはシミなのか、別の症状なのかを判別し、シミであるならどの種類なのかを見極めることが重要です。判断に困ったら皮膚科などで相談するのが良いでしょう。
もし病院に行く前にセルフチェックしたいという場合は、下記のシミ審断を活用してください。いくつかの質問に答えるだけで、自分のシミタイプを知ることができます。
監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

・所属学会
日本抗加齢学会/日本麻酔科学会/日本オーソモレキュラー医学会/国際オーソモレキュラー医学会/
国際抗老化再生医療学会/臨床水素研究会/日本東洋医学会正会員
・経歴
2007年山梨大学医学部卒業、その後国際医療センター国府台病院で初期研修。研修後は日本医科大学麻酔科に入局し勤務。
その後大手美容クリニック勤務ののち、一般皮膚科、美容皮膚科などの勤務、院長勤務などを経て現在はGINZA Zen禅クリニック院長。
人が持つ本来の美しさを引き出すことをモットーに、たくさんの患者の様々な皮膚と真剣に向き合う。
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