NAD(P)Hキノン脱水素酵素1(NQO-1)(NAD(P)H: Quinone)

NAD(P)Hキノン脱水素酵素1(NQO-1)とは、キノンヒドロキノンに還元する働きがあり、細胞を酸化ストレスなどから保護する機能を持つ。また、抗酸化防御機構、解毒作用、細胞保護、炎症の調節や抗がん作用に関与しており、体内で重要な役割を果たす。

ヘムオキシゲナーゼ1(HO-1)(Hem Oxygenase-1)

ヘムオキシゲナーゼ1(HO-1)とは、ヘムオキシゲナーゼという酵素の一種で、特にストレス条件下で活性化される酵素である。HO-1は細胞内でヘムを分解し、ビリベルジン、鉄イオン、一酸化炭素(CO)を生成する反応を触媒する。抗酸化作用や抗炎症作用を持ち、また、細胞をストレスや損傷から保護する役割がある。

in vitro(In vitro)

in vitroとは、生物学の実験等において、試験管や培地等の中にヒトや動物の組織を用いて体内と同様の環境を再現する、人工的に構成された条件・環境である。牽いてはそう言った試験の意味でも使われる。

ヒドロキシ基(Hydroxy group)

ヒドロキシ基とは、有機化学において、構造式が‐OHと表記される官能基である。水酸基と呼ばれる場合もある。

前駆体(Precursor)

前駆体とは、化学において、ある化学物質について、その物質が生成する前の段階の物質である。前駆物質とも呼ばれる場合もある。

有棘層(Spinous layer)

有棘層とは、表皮の中で最も厚い層である。有棘層にはリンパが流れており、表皮の下にある真皮から酸素や栄養素を受け取る働きをしている。

顆粒層(Granular layer)

顆粒層とは、表皮の上から2番目の層で、1層~数層の非常に薄い層のことである。

角層(Stratum corneum ; Horny layer)

角層とは、表皮のいちばん外側、私たちがふだん見ている肌の表面の層のことである。

アレルギー(Allergy)

アレルギーとは、細菌や寄生虫などの感染性微生物や異物などから身を守るために働く、免疫反応が異常を起こしている状態である。環境やライフサイクルの変化がアレルギーを引き起こしているとされる。おもな症状としては、くしゃみ、発疹、呼吸困難などがある。

金属アレルギー(Metal allergy)

金属アレルギーとは、特定の金属が皮膚に接触することによって引き起こされるアレルギー反応である。免疫系が金属イオンを異物と認識し、過剰に反応することによって起こる。金属アレルギーは接触性皮膚炎の一種であり、症状としては皮膚のかゆみ、発赤、腫れ、水ぶくれなどが挙げられる。