クエン酸(Citric acid)

クエン酸とは、酢や柑橘類に含まれる酸味成分の一種である。人間が生きていく上で、この酸味成分が体内で糖を代謝して、重要なエネルギーをつくり出す必要不可欠な成分である。

有機化合物(Organic compounds)

有機化合物とは、炭素原子を骨格とした物質で、さまざまな元素と結合し複雑な分子構造を形成できる。多くの官能基を持つことができるため、化学的性質や反応性が大きく異なる分子が形成される。

基質(Substrate)

基質とは、酵素が作用する対象となる物質のことを指す。基質と酵素は活性部位で結合し生成物へ変化する。各酵素が特定の基質に対してのみ作用する基質特異性を持つことが多い。

無機化合物(Inorganic compounds)

無機化合物とは、炭素を基本骨格としない化合物であり、炭素原子が存在しないまたは、単純な炭素化合物のことを指す。(CO₂や炭酸カルシウムなど)

DNAポリメラーゼ(DNA polymerase)

DNAポリメラーゼとは、一本鎖の核酸鋳型として、それに相補的な塩基配列を持つDNA鎖の合成を触媒する酵素である。主に、DNAの複製時、修復時に機能する。

スフィンゴ脂質(Sphingolipids)

スフィンゴ脂質とは、長鎖塩基成分としてスフィンゴイドを共通骨格として持つ脂質である。生体膜を構成する脂質としては2番目に多い脂質で、生体内のシグナル伝達等に関わっている。

アルデヒド基(Aldehyde group)

アルデヒド基とは、化合物中の炭素鎖末端に、単結合している任意の基と、二重結合している酸素原子一つと、単結合している水素原子一つで構成される官能基である。アルデヒド基を持った有機化合物の総称をアルデヒドと言う。

カルボキシ基(Carboxy group)

カルボキシ基とは、化合物中の炭素鎖末端に、単結合している任意の基と、二重結合している酸素原子一つと、単結合しているヒドロキシ基で構成される官能基である。カルボキシ基を還元すると、ヒドロキシ基、又はアルデヒド基になる。

老人性色素斑(Age spots)

老人性色素斑とは、加齢とともにできやすく、紫外線によってできるシミのことである。顔や腕、手の甲など、日光によくあたる部分にできることが多い。シミの形状や大きさは様々で、茶褐色のシミで、境界線がはっきりしているのが特徴である。

皮膚バリア機能(Skin Barrier Functions)

皮膚バリア機能とは、アレルギーの原因物質や細菌・ウイルスなど、外部からの刺激や異物が皮膚の中に侵入するのを防ぐ、 体内の水分の蒸発を防ぐ、といった皮膚の働きを皮膚のバリア機能という。 アトピー性皮膚炎の皮膚は、もともと乾燥しやすい性質に加えて、皮膚のバリア機能が低下しているため、 異物の侵入を防げずに炎症を引き起こし、かゆみや湿疹などの症状が現れる。