創業当時から持続可能な世の中を目指して
オゾン化グリセリンが人・動物・植物・地球環境を救う
株式会社メディプラス製薬が設立するきっかけとなったのは、約50年前。
創業者の塩田博一が欧米で「オゾン技術」を知ったことがきっかけでした。
昭和40年代、世界中が製紙工程の漂白処理として次亜塩素酸を用いていました。しかし、次亜塩素酸で漂白処理をすると残留成分から環境下へダイオキシンが発生し、地球環境へ悪影響があることが問題視され始めていました。ダイオキシンを排出せずに漂白力を発揮する「オゾン処理技術」を海外出張先で知った博一は、いち早くその技術を日本国内へ持ち帰ったことがすべての始まりです。
その後、日本国内初のオゾン発生技術の研究開発と特許取得を実現し、製紙業から環境事業(主に上下水道の水処理、クリーニング業界の無薬品化、非常用水オゾン処理装置の提供)など、自然環境改善に貢献し続けました。
1995年に長男・塩田剛太郎が入社後、さらにオゾン処理の研究開発が加速。
2004年にグリセリンに独自製法オゾネーション*1を施した特許成分「オゾンジェル」を誕生させ、医療分野へ幅広く活用されます。2022年には、18年の歳月を経てオゾンジェルを更に安定化させ、様々な化粧品に配合出来る素材としてオゾン化グリセリンを発表しました。
私たちは、自然環境に負荷をかけない、地球の恵み「酸素」とRSPO認証(マスバランス)の天然素材「グリセリン」を用い、製品開発を行っています。
今後も自然環境へ循環&還元出来る素材オゾン化グリセリンの素晴らしさを広め、持続可能な社会の実現へ向け、日々研究開発を行ってまいります。
*1「オゾネーション」とは、酸素に電気エネルギーを与えオゾン化し、素材と反応させる独自製法技術のこと。
薬品を使わず、素材に機能を持たせる技術です。
私たちの製品のサステナビリティ
原料
Binsar Bakkara / AP Photo
オゾン化グリセリンに使用されるグリセリンは天然のパーム油由来です。
そのパーム油を生産するためのアブラヤシ農園開発による熱帯林破壊の問題が叫ばれるようになってから、すでに20年。 近年では、環境への影響だけではなく、生産国の地域住民や農園労働者への深刻な人権労働問題も指摘されています。 一方、パーム油に対する需要の伸びはとどまることを知らず、解決すべき環境・社会課題が多く存在しています。

9-4090-21-100-00
これらの諸問題に向き合うべく設立された、持続可能なパーム油のための円卓会議RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil)に参画することで、私たちは持続可能なパーム油由来の原料調達に取り組んでまいります。
厳密に管理された適切なフェアトレードの購買ルートを通すことで、費用負担は大きくなるものの、着実に諸問題の解決に寄与します。
寄付という一時的な施しではなく、私たちが大きくなることで積み上がる社会的影響、意義を広め、貫いてまいります。
今後の展望
サステナブルな社会の実現に向けて、今後特に注力すべき課題と、寄与することが可能と考えるSDGsの目標を選定致しました。
原材料の調達活動における人権配慮や環境負荷低減などをはじめ、私たちのあらゆる企業活動は、SDGsの目標と深くかかわるものです。2016年に発効されたSDGsを活用し、これまで実施してきた個々のサステナビリティ活動テーマと、SDGsの17の目標、169のターゲットを結びつけ、随時貢献できるよう、定期的に再確認を行ってまいります。


