メディプラス製薬のVision Mission
Mission
1973年の創業以来、弊社は一貫して、地球上にあって私たちが無限に使えるもの、使っても地球に悪影響を与えず、また使った後も地球に還っていくもの、具体的には人類の起源にも影響を与え、太陽の直接の紫外線から地球を守っている「オゾン」に着眼した独創的な研究開発を行ってきました。この研究成果を通じて、地球に生きる全てのヒト、動物、植物の恒久的なWellnessを実現し、生命を循環させる究極のSustainable企業を目指しています。
Vision
(1)人と動物が健康に長生きできる社会への貢献
(2)対症療法に加えて根本療法も行われる社会への貢献
(3)誰もが日々のケアを通じて快適な生活が送れる社会への貢献
当社の特許成分である「オゾンジェル(医薬品開発向け)」「オゾン化グリセリン(化粧品向け)」は、人・動物・植物が本来持っている力=生体応答を引き出す素晴らしい能力を有していることが分かってきました。今後もこの独創的な研究を進めることにより、未だ現代の科学では解明しきれていない、生命の神秘ともいえる生体応答メカニズム解明の一助を担い、「VISION & MISSION」の実現に向けて精進して参ります。
メディプラス製薬 役員・社員一同
Message
取締役エグゼクティブフェロー 塩田 剛太郎
創業から50年、現在、弊社は大きなエポックを迎えています。医薬品向けに長年開発してきたオゾンジェルを基盤に、より安定化させた技術革新の成果としてオゾン化グリセリンが誕生したからです。この「オゾンジェル」から「オゾン化グリセリン」の流れの中には、常に世の中のニーズに対応しようとTry&Errorを繰り返した弊社の長い技術開発の歴史があります。
創業時、私の父は製紙業界の次亜塩素酸の環境破壊を改善するために地球環境適合型物質であるオゾンを活用し、安全な紙の漂白を始め、上下水道の殺菌洗浄、環境改善プロジェクト等、国立研究所や大手上場企業との共同研究により多くの成果を生み出しました。
大きな転機となったのが、弊社で特許を取得したオゾン水発生装置で、アルコールの代替として手荒れ防止の研究をしていた時、外科領域の医師から「この水は手荒れを抑えるだけでなく、創傷治癒を促進する機能があるのでは?」と指摘されたことです。その後、医療現場での臨床を繰り返す中、重度の熱傷の患者様の救命に関与するという衝撃的な事実を目の当たりにし、弊社のオゾン水が持つ特異な治癒力や生体機能を活性化する能力に気付かされていきました。
一方、オゾン水最大の問題は安定性であり、1時間程度で普通の水に戻ってしまう点、また発生装置は高額で、医療現場の経済的負担が大きい点にありました。
こうした課題を解決すべく、オゾン水の効果を維持しながら、長時間安定化できる技術開発に着手、ついに2002年、創傷治癒促進効果を維持できる「オゾンジェル」の開発に成功しました。
その後20年間、医薬品開発を目指してオゾンジェルの研究を進め、論文・学会発表は100報を超えました。2018年には牛の乳房炎治療薬の開発プロジェクトがJST(文部科学省管轄)で採択され、住友商事株式会社と総販売代理店契約も締結し、現在もヒト医薬品、及び動物薬は、多数の大学や研究機関と共同で上市に向けた努力を続けています。
実際に馬や牛を救命した症例を始めとした多くの臨床結果が得られております。医薬品事業は長期的なプロジェクトとして現在進行形です。
さて、冒頭に書いたエポックの話をしたいと思います。肌は健康の鏡。
肌の状態が悪化した時に使うのが薬だとすれば、
医薬品開発の傍ら、スキンケア領域の化粧品へと弊社が目を向けたきっかけです。クリニックを通してご利用実績を積み重ねながら、安全性と安定性を高める本物のスキンケア化粧品を試行錯誤した結果、ついに、世界に自信をもって発信できる特許有効成分オゾン化グリセリンが誕生しました。
オゾン化グリセリンは100%植物由来のグリセリンを、弊社独自の特許技術Ozonationによって高機能化に成功した世界で唯一無二のスキンケア成分です。
Ozonationという製法はオゾン研究50年の実績に裏付けられた、薬品や触媒を一切使用しない無薬品製法であり、まさにヒトにも動物にも地球環境にも優しい究極のサステナビリティを備えています。
一般的に世の中のサステナブルな素材は生体や地球環境に優しい反面、有効性の切れ味に乏しい面が見受けられます。しかし弊社オゾン化グリセリンは、先に触れた熱傷の他にも、褥瘡、アトピー性皮膚炎など皮膚疾患の創薬の過程で確かな効果が見出され、その最大の特長は、医薬品のような強い切れ味と、生体や地球環境への優しさという二面性を兼ね備えたところにあります。まさに時代のニーズにマッチした究極の成分であると考えています。
以下、現在までに判明しているオゾン化グリセリンの機能的な優位点を4つ挙げます。
① 皮膚の分化(ターンオーバー)、バリア機能を強くする機能
② 抗炎症や創傷治癒促進を高める機能
③ シミ、くすみといった肌トーンを改善する機能
④ 肌の抗酸化能を高める機能
上記は既に数多くの著効例を見出しており、現在、国内外の研究機関と「なぜこんなに安全なのに、強い有効性を発揮できるか」という作用機序の解明を鋭意進めております。2022年3月には、研究所を併設した製造拠点としての専門工場(埼玉県伊奈町)を竣工し、世界へ発信する準備は着々と進んでいます。
我々は今後も継続してオゾンジェル、及びオゾン化グリセリンの研究開発を加速し、まずはオゾン化グリセリンを用いた化粧品の普及、拡大を目指して、肌トラブルで悩む世界中の方に笑顔を!という活動を積極的に展開していきます。
そして将来には医薬品、食品といった多岐に渡る商品・サービスで世界を牽引し、ヒト、動物、植物の健康寿命の延伸に貢献できる、次世代のグローバルヘルスケアカンパニーを目指しています。
*レドックスとは…英語表記:reduction oxidation reactionの略。酸化還元反応(さんかかんげんはんのう)。化学反応のうち、反応物から生成物が生ずる過程において、原子やイオンあるいは化合物間で電子の授受がある反応。