老人性色素斑(Age spots)

老人性色素斑とは、加齢とともにできやすく、紫外線によってできるシミのことである。顔や腕、手の甲など、日光によくあたる部分にできることが多い。シミの形状や大きさは様々で、茶褐色のシミで、境界線がはっきりしているのが特徴である。

皮膚バリア機能(Skin Barrier Functions)

皮膚バリア機能とは、アレルギーの原因物質や細菌・ウイルスなど、外部からの刺激や異物が皮膚の中に侵入するのを防ぐ、 体内の水分の蒸発を防ぐ、といった皮膚の働きを皮膚のバリア機能という。 アトピー性皮膚炎の皮膚は、もともと乾燥しやすい性質に加えて、皮膚のバリア機能が低下しているため、 異物の侵入を防げずに炎症を引き起こし、かゆみや湿疹などの症状が現れる。

ヘム(Heme)

ヘムとは、鉄とポルフィリンから成る化合物。タンパク質のグロビンと結合してヘモグロビンとなる。 ヘモグロビンは、ヘムの鉄分子が酸素分子と結合することで、酸素を体内に運搬している。

I型コラーゲン(Type I Collagen)

I型コラーゲンとは、体内に最も豊富に存在するコラーゲンである。骨や皮膚を形成し、弾力性を持たせる働きがある。

コラーゲン(Collagen)

コラーゲンとは、皮膚や髪の毛などを構成するたんぱく質のことである。人間においては、全タンパク質の30%程度を占める。非常に多くの種類が存在しており、それぞれに性質を持っている。

蹄葉炎(Laminitis)

蹄葉炎とは、蹄内部の葉状層が炎症を起こして壊死し、蹄骨が蹄壁から分離してしまう疾患のことである。葉状層の炎症は、血液循環の阻害により起きる。馬は体重が重く、病勢の進行を止めることは難しいため、急性疾患で機能障害が残った場合には安楽死の要因にもなる。

キノン(Quinones)

キノンとは、有機化合物の一種で、ベンゼン環における二重結合の一部が酸化されてケトン構造に置き換わった構造を持つ。体内で電子伝達系や酸化還元反応で重要な役割を持つ。

ビリベルジン(Biliverdin)

ビリベルジンとは、ヘモグロビンの分解過程で生成される緑色の色素である。赤血球が寿命を迎えると分解され、その過程でビリベルジンが生成される。ビリベルジンは、さらなる代謝によってビリルビンという黄色の色素に変換される。

酵素(Enzymes)

酵素とは、生物の体内で起こる化学反応を促進するタンパク質の一種である。触媒作用により、生体内の化学反応を効率化するほか、特異性を持ち、特定の物質のみに反応する。また、環境依存性を持ち、温度やphなどの環境要因で働きが活性化または失活する。

セリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)(Serine palmitoyltransferase;SPT)

セリンパルミトイルトランスフェラーゼとは、スフィンゴ脂質の生合成経路に重要な酵素である。スフィンゴ脂質の生合成系において、ある基質から、全てのスフィンゴ脂質の基本骨格である前駆物質を合成する初発反応は、SPTによって触媒されている。