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シミのケア

2021.09.07

こうすれば消せる!? シミの種類別のケア方法と勘違いを皮膚科医が解説

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30歳を過ぎた頃から顔のシミが気になりだす女性が多いもの。できてしまったシミを消したいと、さまざまな化粧品を試している人もいるでしょう。 実はシミには種類があり、それぞれ正しいお手入れ方法が異なります。シミの種類と化粧品で消えるシミの見極め方について、皮膚科医が解説します。

水道橋ひふ科クリニック 院長 神島輪先生

水道橋ひふ科クリニック 院長 神島輪先生

東京女子医科大学を卒業後、同大学病院皮膚科へ入局。シロノクリニック等多数の医療機関で経験を積む。
2019年5月より水道橋ひふ科クリニック院長に就任。

こうすれば消える!シミの種類と対策

シミのお悩みで皮膚科を受診される女性は、年代を問わずいます。多くのシミは正しくケアすれば改善できますが、種類によってその対処法は異なります。
シミはまず
・セルフケアが有効なシミ
・治療が必要なシミ
に分かれます。
シミの種類とそれぞれの適切な消去方法をご紹介します。

セルフケアが有効なシミ

老人性色素斑

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いわゆる「シミ」と呼ばれているものは、この老人性色素斑にあたります。加齢によって出てくるもので、外的刺激や日焼けによるダメージや積み重なって、次第に皮膚表面にシミとして現れます。紫外線の影響が大きいので、日光に当たりやすい顔や手の甲に多くできる傾向があります。レーザーで除去することも可能ですが、このタイプはセルフケアで対策が可能です。

炎症後色素沈着

 (25)
皮膚に湿疹やかゆみなどで炎症が起きたあとにできる茶色みがかったものを、炎症後色素沈着と言います。レーザー治療をした後にも必ずできます。
時間の経過とともにだんだん薄くなりますが、ひっかいたりこすったりしてずっと刺激が加わっていると炎症を繰り返し、濃くなっていきます。ですが、炎症を起こさないよう注意し、ていねいなスキンケアを行うことで改善可能です。

治療が必要なシミ

そばかす

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早い場合10代からできる、小さくてつぶつぶしたものはそばかすです。そばかすの原因は遺伝と言われています。レーザーやフォトフェイシャルで治療することができますが、時間がかかります。

肝斑

 (30)
30代以降に目の周りにできるのは肝斑です。肝斑は主にホルモンの影響によって出てくるもので、生理周期によって濃くなったり薄くなったりすることがあります。ストレスが多い生活でホルモンバランスが崩れると悪化する原因になるので、注意しましょう。また、紫外線や外的刺激によっても悪化します。日焼けや摩擦を避けるようにしましょう。改善には内服薬が効果があります。

後天性メラノサイトーシス

後天性メラノサイトーシス
シミのように見えるものも、あざであることがあります。後天性メラノサイトーシスは大人になってから出てくるあざで、シミよりももっと深いところにあります。お米の半分くらいのつぶつぶが集まっていて、青っぽく見えるのが特徴です。目の周りにできやすく、20代くらいから出てくる人が多くなっています。消去にはレーザーなどの治療が必要です。

脂漏性角化症

 (67)
触ってザラつきがあり、皮膚に盛り上がりがあるものは脂漏性角化症です。色は薄茶から黒で、フェイスラインなどの摩擦がよくあるところにできることが多いです。加齢によって現れますが、早めに治療すれば治すことができます。

顔にシミができたときの対処法の勘違いと、正しい治療法

美白化粧品にできることはシミの予防

美白化粧品のイメージ
シミ対策の勘違いとして最も多いのが、できてしまったシミに対して美白化粧品(医薬部外品)を使っているケースです。市販されている医薬部外品でできるのは主に予防です。シミができにくい良好な肌質作りのために化粧品を使いましょう。
シミを予防する基本的な対策は保湿です。肌のうるおいが保てていると、刺激があってもダメージを受けにくくなりますので、日頃から保湿を心がけましょう。

あなたはやっていない? 間違ったマッサージ

洗顔をする女性
洗顔中や化粧品をつけているときに顔のマッサージをしている人がいますが、シミをケアするには逆効果です。ゴシゴシこすって洗うのも、肌を傷めてしまうのでやめましょう。
特に肝斑は摩擦の影響で悪化するので、自己流のマッサージは行わないようにしましょう。洗顔後にタオルオフするときも、強くこすらず、やさしく丁寧に水気を拭き取ってください。

多くのシミには塗り薬が効果的

水道橋ひふ科クリニック 院長 神島輪先生
後天性メラノサイトーシスと脂漏性角化症以外のものは、塗り薬で治療することができます。ハイドロキノンと呼ばれる成分が入ったクリームで、3ヶ月ほど塗り続けると、多くのシミが薄くなります。
レーザー治療をした後は炎症後色素沈着が起きますが、色素沈着を予防し、再発を防ぐためにもこの薬を使うのが効果的です。
ただしハイドロキノンは、赤みやかゆみが出る場合は悪化することがあるので使用を控えます。また、塗った後に紫外線に触れると皮膚がケロイド状にただれてしまうこともありますので、注意が必要です。体質に合わなければ他の種類の薬を処方してもらえるので、担当医に相談してください。

肝斑の治療には内服がおすすめ

正しいスキンケアは洗顔から
目の周りにできているシミが肝斑の場合は、飲み薬が効果的です。
しかしある程度年齢を重ねていると、他のシミと肝斑が重なってできていることが多いです。
また種類によっては専門家でも見分けにくいので、飲み薬と他の治療を併行して行いながら様子を見ることもあります。

レーザー治療の注意点

レーザー治療を受けた後の女性
シミ治療に即効性を求める方はレーザーを検討している人もいるでしょう。
種類によってはレーザーを行わないと治療できないものもありますが、すべてのシミに効くわけではありませんので、まずは医師の診断を受けて相談しながら進めることが大切です。
特にダウンタイムや経過について詳しく説明を受けていないと、アフターケアが正しくできないことがありますので注意してください。処方された薬はきちんと使用するようにしましょう。
また、レーザー治療は日焼けをしているとできなかったり、治療後に日焼けをするとシミが悪化したりするので、紫外線対策は充分に行い、治療する季節についてもよく検討しましょう。

おすすめのシミ予防法

水道橋ひふ科クリニック 院長 神島輪先生
シミは治療できるものの、一番良いのはシミができないようしっかり予防することです。日頃のケアに取り組むことで、なるべくシミにならないようにすることができるので、お手入れをするようにしましょう。
具体的には、
・直射日光を避ける
・スキンケアで保湿をしっかりする
・バランスのとれた食事で心身の健康を整える
といった予防法がおすすめです。

直射日光を避ける

日傘で日焼けを予防する女性
紫外線はシミを作る大きな原因になってしまうので、日焼け対策は万全にしておきましょう。帽子や日傘で遮光し、肌に直接日光が当たらないようにしてください。シミが気になる目元は、サングラスをつけるのも効果的です。
ただし、サングラスやマスクをしていても日焼け止めは塗るようにしましょう。

スキンケアと食生活で肌質を良好に

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肌の質が低下するとシミができやすくなるので、スキンケアではしっかり保湿をし、良い状態に保てるようにお手入れしましょう。
またホルモンバランスが乱れると肌質が悪くなり、ニキビができて痕がシミになったり、色素沈着を起こしやすくなったりするので、バランスの良い食事やストレスをためない生活を心がけ、心身の健康を保てるようにしましょう。

マスク生活での注意点

マスクでのシミの改善へのイメージ
最近はマスクを着用している時間が長くなり、こすれやムレで肌荒れを起こす人が増えています。肌荒れすると炎症後色素沈着ができやすくなり、マスクの上にあたるところの肝斑が濃くなる可能性があります。
暑くなる時期はムレに気をつけ、摩擦による乾燥が気になる時期にはしっかりと保湿をして、マスクの内側のケアを怠らないようにしましょう。

あなたのシミを今すぐ審断できます

できてしまったシミは皮膚科で治療すれば消すことができます。ただし、時間や手間がかかるので、できるだけシミになる前に、日々のお手入れで予防するようにしましょう。
シミが目立ってきて気になるときは、まずはシミの種類を正しく判断することが大切です。自分のシミがどの種類なのか手軽に知りたい方は、「シミ審断」サイトで、3分で簡単に調べることができます。ぜひお試しください!
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