ダーマペンの8つの失敗例|失敗の原因から施術をおすすめしない人も解説
肌に超極細の針を刺すことで、自然治癒力を上げる美容法「ダーマペン」。ニキビそのものはもちろん、ニキビ跡やクレーターなどの肌悩みを改善できる方法として知られていますが、施術は必ずしも成功するとは限りません。医療行為である以上、失敗する危険性も隠れています。
しかし、ダーマペンについて正しい知識を得ていれば失敗の確率は下げられます。そこで今回は失敗例から学ぶ、ダーマペンの危険性や正しい知識を紹介。おすすめできる人とおすすめできない人の特徴についても触れているので、本記事を読んでダーマペンを受けるかどうかを判断してみましょう。
ダーマペンの危険性
肌に超極細の針を刺して治療を行うダーマペンは副作用が少ない施術ではあるものの、失敗する(=肌を傷付ける)可能性がゼロというわけではありません。たとえば皮膚の状態に対して針の長さが最適ではなかったり、施術後のアフターケアがしっかりできていなかったりした場合は、今よりも皮膚の状態が悪化する危険性もあります。そのため、クリニック選びはもちろん、施術を受ける側も正しい知識を持っておくことが大切です。
次項からは、どのような失敗例があるのかを紹介。各例に対しての対処法も紹介しているので、ダーマペンの施術を受けるかどうかを判断するための参考にしてください。
ダーマペンの失敗例
ダーマペンでは次のような失敗例が多く聞かれます。
- 効果が出なかった
- 腫れや赤みが引かなかった
- 色素沈着した
- ニキビができやすくなった
- 傷跡やクレーターが残った
- シミや肝斑が増えた
- 肌荒れした
- ダウンタイムが想定日数以上に長引いた
ダーマペンでの失敗は「施術を受ける側の知識不足」、「クリニック選びに失敗している」の2つに大別されます。失敗例を元に正しい知識を得て、ダーマペンの失敗を避けましょう。
効果が出なかった
ダーマペンは複数回施術をするのが前提です。そのため、1回の施術では期待していた効果が得られず「失敗した」と勘違いしてしまうケースもあります。肌質や傷跡、クレーターやニキビ跡の状態、希望する理想の肌状態にもよりますが、最低でも3回は施術を受けることになるでしょう。特にクレーターやニキビ跡、色素沈着の改善は効果の即効性が期待できないので5~8回、場合によってはそれ以上の施術回数が必要になります。
また肌の状態に最適な長さの針や薬剤の選択ができていない場合は、繰り返し施術を受けても効果が得られないこともあります。そのため、自身の肌の状態と肌悩みに最適な針の長さ、深さ、薬剤を選択してくれるクリニックの見極めが重要です。
腫れや赤みが引かなかった
ダーマペンの施術後は自然治癒の副反応として赤みや腫れが出やすくなります。通常であれば施術後3~4日程度で症状は落ち着きますが、1週間以上続く場合はクリニックに相談しましょう。赤みや腫れが続くとメラニンが活性化し、シミができる原因となります。また、赤みや腫れを早く引かせるために、ダーマペンの施術を受けた当日は次の行動を控えるようにしましょう。
■施術当日に避けるべき行動
- 飲酒
- 湯船に浸かる
- 激しい運動
- 顔のマッサージ
要は摩擦や血流が良くなる行動を意識して避ける必要がある、ということです。
色素沈着した
ダーマペンで使用する針の長さ、針を刺す深さを誤ってしまうと基底層にあるメラノサイトが刺激されてしまい、メラニンを生成。生活習慣の乱れなどにより、ターンオーバーの周期が乱れると色素沈着を起こしてしまいます。
メラニンを生成するメラノサイトがあるのは深さ2mmの場所と言われているため、色素沈着を避けるためには2mm以下の針を選択しましょう。ただし、クレーターなどで肌表面の凹凸が激しい場合は、針の長さが2mm以下でもメラノサイトを刺激する可能性があるため、医師とよく相談したうえで針の長さを決める必要があります。また、規則正しい生活習慣や運動習慣を取り入れ、ターンオーバーが乱れないように意識して生活することも、色素沈着を防ぐ有効な手段です。
ニキビができやすくなった
ダーマペンの施術後は、肌への刺激により一時的にニキビができやすくなることがあります。これは肌を整えるための一時的な反応(=好転反応)であることがほとんどなので、失敗とは言えない可能性が高いでしょう。ただし、炎症を起こしているニキビや、ほかの炎症箇所をダーマペンで施術するとアクネ菌が拡散されてしまい、ニキビが増える、症状が悪化するといったことが起こりえます。
もしダーマペンの施術によりニキビができた場合は、絶対に触らずにターンオーバーを促すアイテムを使用してニキビの改善を図りましょう。ただし、自己判断では悪化させる可能性があるため、医師に相談のうえ、対処法を決めることをおすすめします。
傷跡やクレーターが残った
ダーマペンは施術者の技術によって効果が左右する治療法です。肌の状態に最適な針の長さや深さ、使用する薬剤の量・種類の選択から、頻度や強度の調整まで安全に治療できるラインを見極めることで最大限の効果を引き出せます。
施術内容や施術者の技術が効果を左右するのはもちろんですが、施術を受ける側が過剰に効果を求めるあまりに深めに針を刺すように要望を出してしまうと、傷跡やクレーターが残る結果となります。また、アフターケアが不十分なことによっても傷跡やクレーターが残ることになるため、施術後のケアについても十分注意しておきましょう。なお、詳しいアフターケア方法については、後述しているのでこのまま読み進めてください。
シミや肝斑が増えた
ダーマペンの施術後は肌のバリア機能が低下します。通常時よりも紫外線を通しやすい状態になっているので、施術後には「日焼け止めを塗る」「日傘などの紫外線防止グッズを使用する」といった紫外線対策が必須です。これを怠ってしまうと、シミが増える原因となります。
特に施術当日はバリア機能が低下しているため、可能であれば外出は避けるのがベストです。ダウンタイム中も同じくバリア機能が低下しているので保湿などのアフターケアはもちろん、紫外線対策を怠らないようにしましょう。また、肝斑に至っては少しの刺激でも濃くなることがあります。紫外線による刺激はもちろん、ダーマペンの針による刺激でも濃くなる可能性があるため、施術前の見極めが重要になります。
肌荒れした
肌に針で穴をあけるダーマペンの施術後は、一時的にバリア機能が低下。肌が乾燥しやすい状態に陥ります。その結果、皮むけやかゆみなどの肌荒れを起こすことも。もともと乾燥肌ではない人でも、乾燥による肌荒れが起こる可能性は十分にあります。特に日焼けをしている場合は一層肌の乾燥を進める原因となるため、施術前に日焼けは厳禁。日焼けの症状が落ち着いたあとに施術を受けるようにしましょう。
施術を受けたあとはダウンタイムの症状が落ち着くまで保湿ケアを念入りに行う必要があります。もし皮がむけてきたとしても無理に剥がすのはNG。摩擦でも肌荒れを起こす可能性があるため、洗顔やタオルドライなど、肌に触れる際には擦らないことを心がけましょう。
ダウンタイムが想定日数以上に長引いた
ダーマペンのダウンタイムは針を刺す深さによって異なりますが、長くても1週間程度です。施術後、1週間を経過しても赤みや腫れが引かない場合は、肌に何らかのトラブルが生じている可能性があるため、すぐにクリニックに相談しましょう。ダウンタイムの長さは個人差があるため一概には言えませんが、施術後、次のような行為をすると長引く傾向にあります。
- 紫外線を浴びる
- 肌を擦る
- 運動など代謝が良くなる行動をする
ダウンタイムが長引くと美肌の大敵であるシミやくすみができる原因となります。そのため、できるだけダウンタイムを短くして美肌に近づくためにはこれらの行為を避けるのがおすすめです。
ニキビ跡やクレーターなどを改善するだけでは美肌にはなれません。なぜなら「透明感」が備わってこそ美肌だと言えるからです。そのため、肌質改善と並行してシミの改善を図ることが美肌への近道です。しかし、シミは種類によって対策方法が異なります。間違った対策をしてしまうとシミが増え、美肌が遠のくことに。
そのため、まずはシミの種類の特定が必要です。自力で判断が難しい場合もあるので、ぜひ下記の「シミ審断」を活用してみてください。
肝斑がないか、シミ審断でチェックしましょう。
失敗例から学ぶ!ダーマペンの施術で失敗する原因
ダーマペンの施術で失敗する原因には次のようなことが挙げられます。
- 施術前の肌の状態が良くなかった
- ダーマペンに関する知識が不足していた
- ダーマペンの適切なアフターケアを実践していなかった
- 信頼できるクリニックで施術を行わなかった
- セルフダーマペンで施術した
ダーマペンでの失敗を避けるためには、「ダーマペンに対して正しい知識を得たうえで、クリニックで施術を受ける」のが鉄則です。特にセルフダーマペンはトラブル時の責任を自分で負うことになるため、安全性を考慮して避けるべきと言えるでしょう。
施術前の肌の状態が良くなかった
炎症性ニキビや日焼けがあるなど、施術前の肌のコンディションが良くない場合は、ダーマペンの施術を受けても失敗する可能性が高くなります。炎症性ニキビの場合は、ダーマペンの針で炎症部分を傷付けてしまうことでアクネ菌が健康な肌にまで広がるおそれがあります。その結果、ニキビが増えてしまう失敗に繋がります。
日焼け肌でダーマペンの施術を受けた場合は、肌の乾燥がさらに進み、バリア機能が低下。肌荒れやダウンタイムが長引く原因となります。失敗の可能性をできるだけ低くするためにも、肌のコンディションが良くない場合は、症状が落ち着いてからダーマペンの施術を受けるようにしましょう。
ダーマペンに関する知識が不足していた
ダーマペンに対して正しい知識を持っていないと失敗するリスクが高まります。たとえば前項で紹介しているように炎症性ニキビや日焼け肌で施術を受けてしまうなどもこれに該当します。そのほかにも体質や特定の疾患がある人、アレルギーがある人など、施術を受けられない人が受けてしまうと、改善どころか症状が悪化しかねません。
また、施術後の過ごし方について知らなかったために失敗になってしまうケースもあるので、ダーマペンの施術を受ける前に正しい知識を得ておく必要があります。
ダーマペンの適切なケア方法を実践していなかった
ダーマペンは施術を受けたあとのケアも大切です。
- 低刺激なコスメでの保湿・UVケア
- 飲酒、運動、入浴などで体温を上げない
- 摩擦を避ける
- 皮が剥げても無理に剥がさない
- 規則正しい生活習慣・食生活で体調を整える
失敗する原因には施術内容も大いに関係してきますが、アフターケアを怠ることでも失敗の可能性が上がります。施術を受けるだけで肌の状態が良くなるわけではなく、アフターケアまでしっかりできた結果、美肌に近づけることを認識しておきましょう。
ダウンタイム中のケア方法や過ごし方については、下記の記事で詳しく解説しているのでダーマペンの施術を受けようと考えている人は合わせて読んでおくことをおすすめします。
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肌に超極細とはいえ針を刺す特性上、ダーマペンの施術後はダウンタイムが必ずあります。ダウンタイムの日数は針を刺す深さや体質などによって違うため一概には言えませんが、2~7日程度です。また、ダウンタイム中に出る症状も人によって異なります。これを知らずに受けてしまうと「失敗したのでは?」と勘違いを起こすことになるため、今回はダーマペンのダウンタイムについて詳しく解説していきます。ダウンタイムを短くするための方法やダウンタイム中の過ごし方についても紹介しているので、施術を受けたあとの過ごし方を含め、ダーマペンが自分にあった施術かどうかを見極める判断材料として本記事をご活用ください。
信頼できるクリニックで施術を行わなかった
先にも触れていますが、ダーマペンは施術者の技術によって効果が左右される治療法です。そのため、技術力に信頼がおけるクリニックで施術をしないと失敗の可能性が高まります。信頼性を図る目安としては、次のような項目をチェックしておくのがおすすめです。
- 実績豊富な医師が在籍しているか
- 口コミ・評判が良いか
- アフターフォローが充実しているか
施術者は医師とは限りませんが、看護師が施術を行う場合でも指導する医師によって技術力が変わってくるため、在籍している医師の経歴や実績などをホームページで確認しておくことが大切です。また、カウンセリング時の対応や設備、クリニック内の雰囲気なども信頼性を図る指標になるでしょう。さらに、複数回通うことを考えると予約の取りやすさも見ておきたいところです。
セルフダーマペンで施術した
ダーマペンには自宅で施術できる「セルフダーマペン」という方法もあります。クリニックで施術するよりも費用が抑えられる反面、「針を肌に刺す」という施術の特徴から血管を傷付けて出血や内出血する危険性を孕んでいます。クリニックで施術を受けた場合は、適切な治療を受けられる可能性が高いため、出血や内出血したとしても回復が望めますが、セルフダーマペンでは自力で対処するほかありません。
対処を誤ってしまうと今より肌の状態が悪化することも考えられるため、セルフダーマペンは避け、施術はクリニックで受けるようにしておきましょう。
ダーマペンがおすすめな人の特徴
失敗例を数多く挙げているため、「やめておこう」と思う人もいるかもしれませんが、ダーマペンは適切な内容の施術、アフターケアを行えば、ニキビ跡やクレーターなどをはじめとした肌悩みの改善効果が期待できる治療法です。そのため、次のような人におすすめできます。
- 小じわや毛穴の開きを改善したい人
- ニキビ・ニキビ跡、クレーターを改善したい人
- シミ・くすみの改善を図りたい人
- 施術の痛みに耐えられる人
- ダウンタイム中のスケジュールを調整できる人
- 施術後のケアを怠らずにしっかりできる人
ダーマペンでは、肌に針を刺して穴をあけることで「コラーゲン」や「エラスチン」の増成を促し、肌悩みを改善へと導きます。そのため、小じわやニキビ跡、シミ・くすみなどの悩みを抱えている人におすすめです。ただし、施術中は人によっては痛みを感じるケースもあるため、痛みに弱い人は向かないでしょう。
また、針を刺す長さにもよりますが、施術後は2日~1週間程度のダウンタイムがあります。症状の程度には個人差がありますが、ダウンタイム中に無理のないスケジュールを組めるかどうかも施術を受ける判断基準となるでしょう。
ダーマペンでの施術をおすすめしない人の特徴
施術の特性上、次のような人はダーマペンを受けられません。
【ダーマペンの施術が受けられない人】
- 炎症性ニキビがある人
- ケロイド体質の人
- 妊娠・授乳中の人
- 抗血小板薬を内服中の人
- イボ、皮膚硬化症、単純ヘルペスなどの疾患を持っている人
- 金属アレルギーがある人
上記の症状や状態に該当する場合にダーマペンの治療を受けてしまうと、肌の状態や治療中の病状が悪化することが考えられます。自分自身で症状の判断が難しい場合は、カウンセリング時に医師に相談して判断を仰ぎましょう。
肌改善の方法はダーマペン以外にもある
肌悩みの改善には、ダーマペン以外にも以下のような方法があります。肌悩みに対してダーマペンが最善の策とは限らないので、以下の方法も含めて最善の方法を検討することをおすすめします。
ダーマペン | ピコフラクショナルレーザー | ヴェルベットスキン | |
特徴 | 超極細の針で肌に穴を開け、自然治癒力によって肌悩みの改善を図る | 皮膚の深部まで届く高密度のピコレーザー光線で肌悩みの改善を図る | ダーマペンとマッサージピールを組み合わせた施術。薬剤の浸透を促すことにより、コラーゲン生成を促進させる |
期待される効果 | ・小じわなどの肌質改善 ・ニキビ跡・クレーター、毛穴の改善 ・くすみ・シミの改善 ・妊娠線・肉割れの改善 | ・小じわなどの肌質改善 ・ニキビ跡・クレーター、毛穴の改善 | ・肌のくすみやしわの改善 ・ニキビ跡・クレーター、毛穴の改善 |
施術費用 (全顔/1回) | 15,000~20,000円 | 20,000~50,000円 | 20,000~40,000円 |
メリット | ・肌内部からの肌質改善が見込める ・小鼻や目元など、細かい部分へのアプローチが可能 | ・皮膚表面のダメージが少ない ・照射時間が短く、ダウンタイムがほとんどない | ・肌内部からの肌質改善が見込める ・小鼻や目元など、細かい部分へのアプローチが可能 ・即効性が高い |
デメリット | ・痛みがある ・7日程度のダウンタイムがある ・ダウンタイム中は肌のバリア機能が低下する ・シミができる可能性がある ・金属アレルギーの場合は受けられない など | ・シミ改善には効果が見込めない ・施術後、痛みやかゆみ、赤み、色素沈着などの副作用が起こる場合がある | ・10日程度のダウンタイムがある ・金属アレルギーや皮膚炎などがある場合は受けられない ・トレチノイン、ハイドロキノンなど併用不可の外用薬がある |
すべての方法でたるみの引き締めやニキビ跡・クレーター、毛穴の改善に効果が期待できますが、ダーマペンではくすみやシミ、妊娠線、肉割れの改善効果も見込めます。3つの方法のなかでも費用をおさえやすいのもダーマペンですが、施術の際に人によっては痛みを感じることもあり、ダウンタイム中に肌のバリア機能が低下するなどのデメリットがある点には注意が必要です。
肝斑がある場合、ダーマペンで施術できないことがある
先にも少し触れていますが、肝斑は少しの刺激でも濃くなる性質を持ちます。悪化のリスクがあるため、クリニックによっては肝斑がある人へのダーマペンの施術をお断りしているケースもあります。
なかには針を刺す深さを調整することで、施術を行ってくれるクリニックもありますが、肝斑が悪化しないとは言いきれません。そのため、可能であれば先に肝斑の治療を行い、改善してからダーマペンの治療を受けるのが望ましいでしょう。
美肌を目指すならシミも改善しよう
肝斑をはじめ、シミは肌の「透明感」を損なう原因となるため美肌には大敵です。そのため、美肌を目指すならニキビ跡やクレーターだけでなく、シミ改善にも力を入れていきましょう。
シミは種類によってはホームケアでも対策ができるので、まずは「シミ審断」を活用して、シミの種類を特定することをおすすめします。ダーマペンでの治療と併用してシミ対策を行うことで、より早く美肌を手に入れることができますよ。
肝斑がないか、シミ審断でチェックしましょう。
よくある質問
ニキビがある時にダーマペンはできる?
ニキビがある時でもダーマペンの施術を受けることは可能です。ただし、炎症性ニキビの場合はアクネ菌を広げてしまうため、ニキビの治療を行ったのちにダーマペンの施術を受けることになります。
ダーマペンは何日後から効果を実感できる?
ダーマペンの効果を実感できる日数は肌悩みによって異なります。たとえば肌のキメやハリを整えたい場合は、施術後1~2週間程度で効果を実感できるようになります。一方でニキビ跡やクレーター、毛穴の開きなどは複数回の治療が必要になるので、効果を実感するまでに数ヶ月はかかるでしょう。
ダーマペンで後遺症が出ることはある?
施術後は痛みや腫れ、内出血などの副作用が出ることもあります。ただし、これは自然治癒力による好転反応であることがほとんどです。ダウンタイムは1週間程度と言われているので、1週間以上も副作用が続くようであれば医師に相談することをおすすめします。
慎重に検討してからダーマペンは施術しよう
ダーマペンではダウンタイムが必ずあります。ダウンタイム中には赤みや腫れ、かゆみ、内出血などの好転反応が出ることが多く、これを失敗と捉えてしまう人もいるでしょう。ただし、なかには技術力のない施術者にあたってしまったり、アフターケアを怠ったりしたことで失敗となるケースもあるため、クリニック選びはもちろん、施術を受ける前に正しい知識を仕入れておくことをおすすめします。
また、そもそもダーマペンの施術がおすすめできない人もいます。おすすめできない人の特徴に当てはまる場合は、ダーマペン以外の方法で美肌を目指しましょう。その際、ニキビ跡やクレーターを改善するだけでは美肌にはなれません。美肌になるには、大切な要素である「透明感」もアップさせる必要があります。透明感に欠かせないのがシミやくすみの改善です。シミの種類によって、対策・改善方法が異なるので、シミがある人はまず下記の「シミ審断」で、種類の特定からはじめてみましょう。
肝斑がないか、シミ審断でチェックしましょう。
監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長
・所属学会
日本抗加齢学会/日本麻酔科学会/日本オーソモレキュラー医学会/国際オーソモレキュラー医学会/
国際抗老化再生医療学会/臨床水素研究会/日本東洋医学会正会員
・経歴
2007年山梨大学医学部卒業、その後国際医療センター国府台病院で初期研修。研修後は日本医科大学麻酔科に入局し勤務。
その後大手美容クリニック勤務ののち、一般皮膚科、美容皮膚科などの勤務、院長勤務などを経て現在はGINZA Zen禅クリニック院長。
人が持つ本来の美しさを引き出すことをモットーに、たくさんの患者の様々な皮膚と真剣に向き合う。