8週間の継続使用で92% の人に効果あり。今あるシミへの新たな可能性。
メディプラス製薬「オゾン化グリセリン」の研究結果発表とメカニズム
株式会社メディプラス製薬(代表取締役:伊藤賢司、本社:東京都渋谷区)は自社の特許取得成分オゾン化グリセリン を配合した化粧品が表皮のメラニン(シミ)を薄くする効果があることを確認し、新たにシミ分解という用途特許を出願しました。
研究結果ダイジェスト
- オゾン化グリセリンを配合したサンプルを8週間連用後、使用前に比べ使用者の約92%で表面化したメラニンが減少*、メラニン測定値は平均20%減少*²
- オゾン化グリセリンを配合した化粧品を継続使用することで肌表面のシミ(老人性シミ)を薄くする効果を確認
- オゾン化グリセリンはメラニンの直接分解が可能*³
*モニター試験でオゾン化グリセリン配合のサンプル品を朝晩2プッシュ半顔に塗り、8週間の間隔をあけ、メグザメーター(メラニン測定機)を使いシミ部位のメラニンの濃さを測定した結果。
*²上腕内側部分のメラニン測定値を基準とした8週間継続使用後の変化率
*³in vitroを用いたメラニンへの有用性評価であり、人間の皮膚の上でのデータではありません。皮膚上のメラニン直接分解についても研究段階です。
【シミ(メラニン)の産生メカニズム】
肌は表皮と真皮から成り立っており、表皮は表面から順に角層、顆粒層、有棘層、基底層の4層で構成されます。メラニンは表皮と真皮の間にある基底層のメラニン60を産生する色素細胞(メラノサイト)によって産生され、表皮細胞に受け渡されます。加齢や紫外線の影響でターンオーバーのサイクルが乱れることによりメラニンが蓄積され表面化したシミになります。
オゾン化グリセリン配合したサンプルを使用し、表面化したシミへの効果検証、メラニンへの影響をヒト臨床試験にて実施しました。
【試験方法】
オゾン化グリセリンを配合したサンプル品とオゾン化グリセリンを含まないグリセリン(以下コントロール品)を用い、朝晩2プッシュを半顔へ塗布し、継続使用。4、8週間後それぞれ、VISIA-Evolutionでの顔画像の撮影とメグザメーター(メラニン測定器)を用いメラニン測定値の計測を行いました。
【株式会社セブンオーワンリサーチ 調べ 42~59歳の女性24名にて実施(2021/4/12~2021/6/7)】
【試験結果】
オゾン化グリセリン配合サンプルを8週間継続使用した人の内、約92%の人の肌表面でメラニン値が減少していることを確認しました(図2)。オゾン化グリセリンを配合したサンプルを8週間継続使用後、平均約20%近くメラニン値が減少していることを確認しました(図3)。
- (2)肌表面のシミ(老人性シミ)を薄くする効果
オゾン化グリセリンを配合したサンプルを用い、肌の表面にすでに表れている肌表面のシミ(老人性シミ)にも効果があることを確認しました。
オゾン化グリセリンはこれから表面化するシミ予備軍だけではなく、長い間肌に表面化した「シミ」に働きかける効果が期待できます(図4)。
- (3)オゾン化グリセリンのメラニン直接分解能*³試験
オゾン化グリセリン配合のサンプル品を8週間継続使用することで、ヒト臨床試験においてシミが薄くなる効果が確認されました。そこで、オゾン化グリセリンがシミを薄くするメカニズムを解明するため、オゾン化グリセリンの「メラニン直接分解*³」の可能性を測る試験を実施しました。
【試験方法】
メラニン(試薬)の溶液を作製し、オゾン化グリセリン、その他美白剤5種類を加え、1週間、2週間、4週間後のメラニン色素の変化を確認。
【試験結果】
主に美白有効成分として有名な5種類(ビタミンC、ハイドロキノン、コウジ酸、ナイアシンアミド、トラネキサム酸)と比べ、メラノキラーの「メラニン直接分解能*³」の有効性を確認することができました(図5,図6)。また4週間で66%メラニンの濃度(濃さ)を軽減することが確認できました(図7)。
【オゾン化グリセリンの美白メカニズム】
<オゾン化グリセリンWアクション>
A.ターンオーバーを促進し、メラニンを上部へ押し上げる
B.表皮でシミの根本原因である「メラニン直接分解」
以上の試験結果より、オゾン化グリセリン製剤はシミ(メラニン)を8週間で優位に減色し、そのメカニズムのひとつとしてB.表面化したメラニンを直接分解する可能性が示唆されました。
(「A.ターンオーバーを促進し、メラニンを上部へ押し上げる」の研究結果に関して別途リリースで予定。)
肌への安全性が高く、メラニンの直接分解の可能性がある「オゾン化グリセリン」は、今後益々注目を集める次世代のスキンケア有効成分となりえるでしょう。
今後も株式会社メディプラス製薬は研究開発を進め、新たな発見と有用性の発展に貢献していきます。