プロテアーゼ(Protease)

プロテアーゼとは、タンパク質をより小さなポリペプチドや単一のアミノ酸への分解を触媒する加水分解酵素の総称を指す。摂取したタンパク質の消化、タンパク質の異化作用 (古いタンパク質の分解)、細胞シグナル伝達など、多くの生物学的機能に関与している。

角膜上皮障害(Corneal epithelium disorder)

角膜上皮障害とは、眼球の角膜の最外層である角膜上皮に傷がつき、目の表面に強い痛みを生じる状態を指す。原因として、外傷、異物の混入、ドライアイ、点眼薬等の薬剤等が挙げられる。

白内障(Cataract)

白内障とは、中高年の方がかかりやすい目の病気である。白内障の原因としてもっとも多いものは、加齢にともなう発症で、特に50代以降の中高年層が発症しやすいとされている。ものや人が二重・三重に見えたり、目の前の風景がぼやけて見えるなどの症状がある。

抗ヒスタミン剤(Antihistamines)

抗ヒスタミン剤とは、体内でアレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」という化学伝達物質の作用を抑えることにより、症状を改善する薬である。花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎の他、医療機関では食べ物のよるアレルギー、気管支喘息などの治療にも使用される。

非ステロイド系消炎剤外用剤(NSAID)(Topical Non-steroidal)

非ステロイド系消炎剤外用剤(NSAID)とは、ステロイド系抗炎症薬の副作用が問題視された後に登場したステロイドではない抗炎症薬剤の総称である。抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を有する。

ステロイド外用療法(Topical steroid therapy)

ステロイド外用療法とは、ステロイド系抗炎症薬を使用した療法であり、皮膚外用治療で一般的に使われる。剤系には、軟膏、クリーム、ローション、テープなどの剤型があり、外用剤の強さにはランクがあり、症状の度合い・炎症の発生部位によって使い分けられる。

特異的アレルゲン(A specific allergen)

特異的アレルゲンとは、アレルギー疾患の原因となる、生体内の抗体と特異的に結合する特定の抗原(アレルゲン)を指す。

ペニシリン(Penicillin)

ペニシリンとは、1928年に細菌学者フレミングによって偶然発見された抗生物質を指す。 細菌の細胞壁合成を阻害し、結果的に細菌の成長・増殖を抑制する一方で、殺菌の効果もある。 主に肺炎球菌を含む好気性、嫌気性の連鎖球菌、腸球菌、淋菌、髄膜炎菌などに使用される。

副腎皮質ホルモン(Corticosteroid)

副腎皮質ホルモンとは、副腎の皮質から産生・分泌されるホルモンの総称を指す。 ステロイドの一種であり、炎症の制御、炭水化物の代謝、血液中の電解質の濃度、免疫反応などといった、広範囲の生理学系に関わっている。 ストレスなど、生体内の恒常性を乱す要因で分泌されるが、一方で医薬品としても使用されている。

ステロイド製剤(Steroid preparations)

ステロイド製剤とは、体内でも合成される副腎皮質ホルモンを配合している薬である。 炎症やアレルギーを抑える効果があり、さまざまな疾患の治療に使われている。 副作用が多いため注意が必要な薬である。