PR-PCR法とは、Proofreading Polymerase Chain Reaction法の略で、より正確に元のDNA鎖を増幅する方法である。一般的なPCR法に加えて、Proofreadingは校正を意味し、その機能を持ったDNAポリメラーゼは、DNA伸長過程で誤った塩基を繋げてしまった場合、自ら伸長を止め、その塩基を分解する。そして、その部分の伸長を再び始める、という文字通り”校正”機能を有するDNA増幅方法である。

官能基とは、有機化合物の性質を決める特定の原子団である。化学構造に同じ官能基を持つ化合物は共通の化学的性質を持つ。例として、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アルデヒド基等がある。

掻破痕とは、掻き壊しにより、血管から滲み出た血や液体、膿などが乾燥して固まった状態を指す。俗にカサブタともいう。

ダーモスコピーとは、ダーモスコープというライト付きの拡大鏡を用いて、ほくろや腫瘍など皮膚の色素病変を診る検査のことである。肉眼で見るよりも、はるかに正確な情報が得られる。

インボルクリンとは、主に皮膚の表皮で見られる構造たんぱく質である。表皮の最外層である角質層を形成する過程で、細胞膜を強化し、皮膚の保護機能を高める役割をもつ。