ガス壊疽(Gas gangrene)

ガス壊疽(えそ)は、増殖に酸素を必要としない嫌気性細菌であるウェルシュ菌などの ガス産生菌が傷口から侵入して、組織の壊死を引き起こす致死性の感染症である。 メタンや二酸化炭素などのガスが発生することで、感染が広がり、広範囲の筋肉の壊死を 急速に起こし、循環不全や発熱、意識障害といった全身性の中毒症状を呈することが 特徴である。