スキンケアによって安全にシミを改善する「グリセナジーMK」とは?

この記事でわかること

  • 『独自成分グリセナジーMK』がなぜシミを改善できるのか
  • 他の有効成分(ハイドロキノン、レチノール、ビタミンC等)との大きな違い
  • スキンケアで改善できるシミと、できないシミの違い

グリセナジーMKの開発者

メディプラス製薬 取締役CTO (最高技術責任者)
塩田剛太郎

昭和大学薬学部卒。薬剤師。
東京医科歯科大学非常勤講師
日本医療環境オゾン学会理事、日本口腔機能水学会理事、日本オゾン医療・審美学会常任理事
東京医科歯科大学「医療イノベーション推進人材育成プログラム」修了
東京工業大学 「知的財産戦略コース」修了

スキンケアによって、安全にシミを改善することは可能?

これまでシミの予防や改善に対して「ホームケア=シミの予防」、「クリニックでの治療=シミの改善」というイメージがあったと思います。効果や安全面においても肌深部に滞留しているシミにアプローチするためには浸透性が重要であり、浸透性を求めると刺激も伴うことから、「刺激が弱いものは効かない」とか、逆に「刺激が強いものは副作用の脱色が起こる可能性があるものがある」という問題がありました。

しかし、私たちメディプラス製薬の独自成分「グリセナジーMK」を配合した化粧品によるヒト臨床試験の結果からも、ホームケアでも安全にシミを着実に改善できることが判明。スキンケアによって安全にシミを改善することは可能と言えます。

そもそも私たちは「シミ=悪者」という勘違いを起こしています。しかし、シミの元であるメラニンは、元々は肌の防御機能であり、私たちの肌を紫外線から守ってくれているのです。この機能がなかったら、肌は直接的に紫外線の影響を受けます。炎症を起こしやすくなり、最悪皮膚ガンになってしまうことも…。

今主流となっているシミへのアプローチの方法は、紫外線から肌を守る防御機能を遮断するものがほとんどです。防御反応により黒くなったメラニン色素を白くするビタミンCやハイドロキノンなど、いわゆる還元作用を持つ成分が配合された化粧品が使われることが多いので、果たしてこれは「肌の機能として正解なのか」という疑問が生まれます。そしてこれらが持つ還元作用は予防的なアプローチであり、根本的な解決にはなりません。

さらにいうと、高濃度のハイドロキノンを個人輸入して使用した場合のトラブル報告は枚挙に暇がありません。また、安全性が高いと言われているビタミンCも、高濃度になると逆に肌を乾燥させてしまうという問題点が挙げられています。要はシミの予防をしたいのに、別の肌トラブルを招いてしまう危険性があるということですね。

シミ改善を目的としたレーザー治療においても、一旦立ち止まって考えていただきたいと思います。昨今では施術の価格帯が下がり、なかにはポイントの利用ができるものもあり、年々一般の人でも試しやすくなっています。しかし、その施術内容は「熱でメラニン色素を分解する=肌内部に一時的に火傷を作る」というもの。たとえ肌が強い人であっても、シミ治療により色素沈着などを引き起こす可能性が潜んでいることを知っておいてほしいと思います。

塩田

シミは“安全”に改善することがとても大切です。シミの種類によっては、スキンケアで薄くできるものもあります。

グリセナジーMKでは効かないシミもあります。
あなたのシミには効くのか、塩田が開発に携わった「シミ審断」で調べましょう。

独自成分グリセナジーMKとは?

グリセナジーMKは、アトピー性皮膚炎の治療で活用される安全な保湿剤であるグリセリンに弊社の特許製法オゾネーションで機能性を持たせた、世界初の独自スキンケア成分です。「グリセリン+機能性(エナジー)」でグリセナジー。MKはMelano Killer(メラノキラー)の頭文字から名付けました。

実はグリセナジーMKは偶然により生まれた成分です。私たちは元々アトピー性皮膚炎の治療薬の開発をテーマに日々、研究を行っていました。60代の女性にご協力いただき、新薬の臨床研究を行っていたところ、驚くべきことにアトピー性皮膚炎だけでなく、60年の歳月を重ねてできたシミ・シワなどのエイジングサインの改善も見られたのです。

アトピー性皮膚炎に効く保湿剤は安全性が高い反面、こうした機能性を持ち合わせたものはありません。一方でエイジングケア成分は肌への刺激が強いため「安全性×機能性」を両立するのは、従来の原料ではとても難しい側面がありました。しかし、特許技術「オゾネーション」を用いることで、安全性の高いグリセリンに機能性を持たせることに成功したのです。こうした偶然の発見により生まれたのがグリセナジーMKです。

新しく化粧品や医薬品を開発する際には臨床試験を行うのが基本です。シミ予防・改善に使用されるものに関しても臨床試験が行われてきましたが、シミに効果を示すような成分のヒト臨床試験では、肌への刺激の強さが原因で一定数の被験者は脱落するのが常です。しかし、グリセナジーMKはアトピー性皮膚炎という非常に肌がデリケートな方に使用できる保湿剤に機能性を持たせたものなので、臨床試験での脱落者はゼロ。試験中に刺激を訴える人もいなかったという報告を受けています。

グリセナジーMKは具体的にどのようにしてシミに対して有効なのか?

グリセナジーMKのシミに対する有効性は「肌本来の機能を引き出している」ことと、「メラニンの直接分解効果」の2つが挙げられます。

これらは従来の美白剤と異なり、「なぜこんなに(安全に)有効性を発揮できているのか」を調べるために2つの視点から評価を行ったことで判明した効果です。

先にも触れていますが、元々シミ(=メラニン)は紫外線から細胞を守るために存在する防御反応により生まれるものです。本来であれば基底層で生まれたメラニン色素は徐々に肌上部に押し出され、最終的に排出されます。いわゆるターンオーバーですね。しかし、何らかの理由で肌本来の機能にトラブルが生じてしまうと肌内部にメラニン色素が滞留し、シミとなります。(これ以外にもオートファジーなどシミを分解する機能も備えていますが。)

つまりこれは裏を返せば、何らかの理由でトラブルを抱えた肌本来の機能を正常化すればシミの排出を促せるということです。そこで肌機能(分化・ターンオーバー)の研究を行った結果、グリセナジーMKは分化の質を高め、ターンオーバーを正常化することが判明。肌本来の機能を引き出し、滞留しているシミを上部に排出することが分かりました。

次に従来の美白剤とグリセナジーMKで、メラニンの直接分解についての試験を実施したところ、グリセナジーMKがほかの美白剤に比べて直接分解効果が高いことも分かりました。実験方法としては至ってシンプル。メラニンの試薬に美白剤として有名な各成分を入れ、時間の経過とともに色の変化を計測するというものです。結果は一目瞭然で、2週間、4週間と時間が経つごとに、グリセナジーMKの色だけが大きく変化していったのです。

【メラニン直接分解能の比較試験】

オゾン化グリセリンとは、グリセナジーMKの表示名称です。

データ:株式会社メディプラス製薬

見た目だけでなく、数値でも計測した結果、2週間から4週間の間だけでも60%のメラニン色素の減少が見られました。

この2つの評価試験の結果、グリセナジーMKには肌本来の機能を正常化して「メラニンの排出を促進」し、上に押し出されてきたメラニンを「直接分解する」ことで、シミに対しての有効性を発揮していることが分かっています。

ちなみにこの2つの機能を持ち合わせているのは、グリセナジーMKだけ。従来の成分にはない機能ということで、新たな成分の発見を論文化したところ、多くの専門家からも賞賛をいただいております。さらにJCD(Journal of Cosmetic Dermatology)という皮膚科学で有名な学術誌でも表紙を飾る快挙を成し遂げています。

他の有効成分(ハイドロキノン、レチノール、ビタミンC等)との大きな違いとは

従来の成分は抗酸化作用による還元力を主体としていますが、グリセナジーMKは「酸化力」を持つことが大きな違いとして挙げられます。従来では「酸化=毒」と考えられてきました。たしかに高濃度の酸化や活性酸素など、細胞に毒性を持たせる要素となります。しかし、微弱な酸化はむしろ肌の機能を引き出すことが、東北大学の山本教授らが発見したNrf2(ナーフツー)をテーマにした非常に多くの論文で明らかになってきており、また創業以来50年間、強い酸化力を持つ一方、分解し酸素に戻るというユニークな特長があり自然界に存在するオゾンに着目してきた我々の研究からも分かってきています。

こうした流れもあり、昨今の研究では「活性酸素悪玉説」自体、覆りつつあるんです。このことから、酸化をはじめとした私たちの身体が持つ機能に良し悪しはなく、「何かしらの意味がある」ということが言えます。

このような研究は製薬企業や化粧品会社ではほとんど実施されていないため、我々の独創的ともいえる様々な発見につながってます。

私たちが呼吸をした際に取り込んだ酸素は、その約2%が体内で活性酸素に変わります。しかし、すぐに細胞を傷つけたり、癌化したり、老化したりしません。要は、身体は酸化や活性酸素に負けない防御機能を持っているということです。これを知っていれば、美肌を目指すのにビタミンCなどの抗酸化剤を摂取して、身体の機能を怠けさせれば良いだけではないということに気づけます。

精神状態においてもストレスがなさ過ぎる状態はやる気の低下や怠けに繋がってしまいます。反対に高負荷なストレス環境では緊張状態が続き、精神的に疲弊状態に陥ります。肌においても同じで、ストレス(=酸化)がない状態にしてしまうと肌の機能の衰えに繋がりますが、適度に酸化させることで肌本来の機能を引き出せるようになるのです。

これまで美肌やエイジングで主流だった抗酸化は、いわば車でいうところのブレーキ機能の強化と捉えています。しかし、ブレーキ機能だけでは車は動きません。適度にアクセルを踏むことで車が動くのと一緒で、肌にも適度にアクセル(=酸化)が必要です。

グリセナジーMKでは、この点に着目して適度に酸化させることで肌本来の機能を引き出して、肌トラブルの改善を図ります。メラニンの排出という肌の代謝機能を無理矢理遮断したり、保護したりする従来の抗酸化成分とはアプローチの方法が大きく異なるというわけです。

塩田

これまでビタミンCでシミへの効果を感じられなかった方は、グリセナジーMKが持つ「酸化力」によって美肌に近づける可能性があります。

グリセナジーMKでは効かないシミもあります。
あなたのシミには効くのか、塩田が開発に携わった「シミ審断」で調べましょう。

美容医療などでも活躍できそうだが、取り組みはあるか?

これまでに、シミ取りレーザーのアフターケア剤として美容皮膚科での採用実績があります。

アトピー性皮膚炎の治療を目的に研究・開発を行っていた過程でシミに効くことを発見できたグリセナジーMKですが、研究過程で火傷治療においても有効性も示唆されています。

現在、多くの美容皮膚科で行われているレーザー治療はシミを焼くものです。つまり、施術部位は一時的に火傷状態になるということです。シミ取りレーザーのハードルは下がってきているため気軽に受ける人も多いでしょうが、レーザー=火傷なので予後が良くないことも多々あります。この火傷を放置してしまう、もしくは正しく対処できていない場合、色素沈着という新たなシミを作ることになります。

これを防ぐために火傷治療にも有効性があるグリセナジーMKを使用してみたところ、火傷の症状はもちろん、シミ自体を薄くする機能も相まって施術後の状態が良好になることが分かってきました。今後はこのような症例を増やして学会発表や論文化を目指し、皮膚科や美容医療業界の新常識として広まっていくことを期待しています。

グリセナジーMKを使用するうえでの注意点はあるか?

グリセナジーMKを使用するうえで注意してもらいたい点が2つあります。

1つ目は「効果がでるまでに一定の時間が必要」な点です。肌の機能を無理に遮断するのではなく、肌本来の機能を引き出すことで安全かつ着実にシミを薄くするため、数ヶ月から半年程度の期間がかかります。また、シミが薄くなる期間は個人差も非常に大きいことは注意しておきたい点です。

一方で肌色や透明感に大きく影響するくすみなどに関しては、比較的短期間での効果が実感できることがお客様アンケートで分かっています。早い方では1ヶ月程度で、肌色全体の変化を実感しているので、1ヶ月程度は継続して使っていただきたいと思っています。

2つ目は「高濃度ビタミンCとの併用は避けてもらいたい」点です。グリセナジーMKと高濃度ビタミンCは、お互いの作用を打ち消し合うという特徴を持っています。併用することで肌トラブルが引き起こされるというわけではありませんが、いずれのメリットも消えてしまうので、単にもったいないことになります。そのため、この2つを併用する場合はタイミングをズラすことを覚えておいてもらえたらと思います。

シミに悩んでいる方に対してメッセージ

シミは身体を守る防御反応の一つなので、美肌を目指すのにシミの改善だけにこだわる必要はないと思っています。根本的なスキンケアをしっかり行っていれば、自ずとシミも薄くなっていくはずです。ターンオーバーの周期を整えることも大切ですが、もっと重要なのは分化の質を高めること。分化の質を高めればシミは排出されていくうえに、角層の強化にも繋がります。角層の強化によりバリア機能が高まれば、肌内部の水分が出ていかなくなるので保湿力が高まり、外からの刺激にも強い肌ができあがります。

現在、出回っている商品や改善策などは、シミやシワ、アトピーなど肌悩みごとに分かれていますが、肌の本質に訴えかけることができれば、それぞれを分けることなく改善が図れるようになるでしょう。つまり「肌本来の機能を引き出せるスキンケア用品」を使用するということが大切なのです。

私たちが開発した独自成分であるグリセナジーMKは、体内にも存在するグリセリンに機能を持たせたものです。ほとんどすべての化粧品に含有されており、とても安全性が高い成分でもあるので、赤ちゃんから高齢者まで、肌タイプを選ぶことなくしっかり着実な効果を得ていただけると自負しております。

ただし、今のところ改善効果が分かっているシミの種類は2つと、グリセナジーMKも万全ではありません。確実な効果を実感していただきたいと思っているので、改善可能なシミ以外に悩まれている方にはお売りしないことをポリシーにしています。そのため、まずは自分のシミがグリセナジーMKによって改善できるシミなのかどうかを確かめるために、シミ審断を活用していただけたらと思います。

グリセナジーMKでは効かないシミもあります。
あなたのシミには効くのか、塩田が開発に携わった「シミ審断」で調べましょう。

グリセナジーMKの開発者

メディプラス製薬 取締役CTO (最高技術責任者)
塩田剛太郎

昭和大学薬学部卒。薬剤師。
東京医科歯科大学非常勤講師
日本医療環境オゾン学会理事、日本口腔機能水学会理事、日本オゾン医療・審美学会常任理事
東京医科歯科大学「医療イノベーション推進人材育成プログラム」修了
東京工業大学 「知的財産戦略コース」修了