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シミの豆知識

2022.03.29

「シミが剥がれ落ちる化粧品」は嘘!シミが治るプロセスと正しい改善方法

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お金をかけずにシミを消す方法はないか…と考えている時に、「シミが剥がれ落ちる」と謳った化粧品の広告を目にすると試してみたくなるかもしれません。しかし、シミが剥がれ落ちることはありませんので、悪質な誇大広告に騙されないように注意しましょう。シミは医療機関や正しいセルフケアを行えば改善します。この記事ではシミが治るプロセス、正しい改善方法を解説します。

誇大広告に注意!化粧品でシミが剥がれ落ちることはない

シミが剥がれ落ちるクリームの広告

※上記は誇大広告のイメージです

「シミが剥がれ落ちる」といったフレーズで、消費者の目を引き付ける化粧品の誇大広告が存在します。シミはかさぶたではないため、化粧品を使用しても剥がれ落ちることはありません
ビフォーアフターの写真が掲載されていたとしても、美容クリニックのサイトから無断使用しているケースがあります。ちなみに、テレビ番組「ためしてガッテン」でシミが剥がれ落ちる方法が紹介されたという噂もあるようですが、事実ではありません。噂や誇大広告に騙されないために、まずはシミに関する正しい知識を身に付けましょう

シミができる原因と改善プロセス

鏡を見る女性
シミの主な原因は、紫外線です。肌は紫外線を浴びると、刺激から肌を守るためにメラニンを過剰生成します。通常であれば、肌が生まれ変わるターンオーバーによって、メラニンが肌の表面に徐々に押し出され、やがて垢と一緒に落ちます。しかし、紫外線のダメージが蓄積すると、継続してメラニンが過剰に生成され、ターンオーバーが追い付かなくなるのです。やがてメラニンが肌の内部に蓄積し、色素沈着したものがシミとなります

シミが短期間で薄くなるケース:レーザー治療など

皮膚科でレーザー治療を受ける女性
できてしまったシミを短期間で薄くしたい場合、医療機関で治療を受けるのが効果的です。ただし注意点もあるので、押さえておく必要があります。こちらではシミが短期間で薄くなるケースを紹介します。

セルフケアよりも早いシミの解決方法

シミの種類によっては、セルフケアだけでできてしまったシミを改善するのは困難と言えます。医療機関であれば、フォトフェイシャルやレーザーなど、機械を使った効果的な治療を受けられます。シミの状態に合わせて光の出力を調整できるため、セルフケアよりも早く効果を実感できるでしょう。なおレーザーなどの機械にはいくつか種類があり、それぞれ料金が異なります。また医療機関では機械での治療の他、内服薬や外用薬を処方される場合もあります。

シミの種類によっては悪化する可能性もあるので注意

シミにはいくつか種類があり、間違った治療やアフターケアをすると症状が悪化する可能性も。肝斑(かんぱん)に強いレーザーを照射すると悪化しやすいとされています。また治療後にレーザーを照射した箇所が黒く色素沈着して、改善されるまでに時間がかかる場合があります。半年ほど経過すると徐々に薄くなっていきますが、気になる場合は医師に相談しましょう。
医療機関を受診する前に、今あるシミの種類を知っておくと、医師の説明が理解しやすくなります。まずはシミ審断でセルフチェックをしてみませんか。簡単な質問に回答するだけで、自分のシミの種類と対処法を知ることができます。

化粧品でシミを薄くする方法もある

水と化粧品のボトル
レーザーに抵抗のある人やセルフケアでシミを改善したいと考えている人に、注目の成分を紹介します。

先進の美容成分オゾン化グリセリン

よく聞く「美白有効成分」は、シミの予防にしかなりません。しかし今、オゾン化グリセリン(メラノキラー)というシミの改善を目指す成分が注目されています。オゾン化グリセリン(メラノキラー)は、アトピー性皮膚炎緩和のために開発された安全性が高い成分。メラニンの化学的構造を破壊し、退色させる働きがあるということが研究機関によって確認されています。
シミ改善の可能性に加え、肌のターンオーバーを活性化する効果も期待できます。セルフケアでシミを改善したい人は、オゾン化グリセリン(メラノキラー)配合の化粧品に注目してみてはいかがでしょうか。
ただし、化粧品でのセルフケアは即効性がないのがデメリットです。改善までの目安は薄いシミでも約4ヵ月以上とされます。

パワフルなハイドロキノン

ハイドロキノンにはメラニンの生成を抑える働きや、メラニンを無色化する還元作用があります。皮膚の脱色作用もあり、白斑という副作用のリスクがあるため、医師が使用または処方する医療用の美白成分として用いられてきました。2001年からは市販の化粧品に使用が許可され、気軽に購入できるようになっています。
化粧品の場合、安全性を考慮してハイドロキノンの配合濃度は2%以内と決められています。医療用よりも濃度が低いため、同等の効果は見込めません。また低濃度であっても、肌が弱い人は刺激を感じる場合があります。

日々のシミ予防も大切

医療機関で治療をしてもセルフケアを怠ると、薄くなりかけていたシミが再び濃くなる場合も。日頃から正しいセルフケアを行い、シミを予防しましょう。セルフケアでシミを予防する方法を解説します。

紫外線対策をする

強い日差しの太陽と青空
紫外線を浴びるとさらにシミが濃くなる可能性があるため、紫外線対策は欠かせません。紫外線というと夏のイメージがあるかもしれませんが、季節や天気関係なく一年中降り注いでいます。そのため、紫外線対策も一年中行う必要があります。
年間を通して日焼け止めを塗る、帽子やサングラス、UVカット衣類の着用、日傘をさすなどして紫外線から肌を守りましょう。2~3時間おきに日焼け止めを塗り直すのが理想ですが、難しい場合はUVカット効果のあるファンデーションでメイク直しを行うことでも予防になります。

美白ケアを継続して行う

保湿ケアをする女性の手
美白化粧品(医薬部外品)を使った適切なケアを継続して行うことも重要です。美白化粧品(医薬部外品)には、シミ予防効果が厚生労働省に認可された「美白有効成分」が配合されています。ただし、美白化粧品はあくまで予防の役割として使用するもので、シミを薄くする効果は見込めないことを知っておきましょう。
シミを予防する美白有効成分をいくつか紹介します。
成分 効果
ビタミンC誘導体 メラニンの還元をサポートしたり、無色化したりする働きがある。
アルブチン メラニンの生成に欠かせないチロシナーゼの働きを妨げる。よって、メラニンの過剰生成を抑制する。
プラセンタエキス メラニンの生成を抑制したり、代謝をサポートしたりする働きがある。
トラネキサム酸 メラノサイトの活性化を抑制し、メラニンの生成を抑制する働きがある。
シミの種類や肌質によって、美白有効成分の効果は個人差があります。また、肌が乾燥していると紫外線によるダメージを受けやすくなります。シミだけのことを考えず、基本となる保湿ケアで肌環境を整えることも心がけましょう。

内側からも美白成分を摂取する

ボウルに盛りつけたたくさんのフルーツ
肌の外側からだけでなく、内側からも美白成分の摂取を心がけましょう。シミ予防にはビタミンCやビタミンEの摂取がおすすめです。シミを消すことはできませんが、シミの色素を薄くしたり、予防したりする効果があります。
成分 作用 多く含まれる食べ物
ビタミンC ・メラニンの生成を抑制
・無色化する還元作用
・メラノサイトが活性化するきっかけとなる活性酵素を除去する抗酸化作用
イチゴやキウイ、柑橘類、ブロッコリーなど
ビタミンE ・ビタミンCの働きをサポートする
・抗酸化作用
アボカドやアーモンド、サーモンなど
注意点は、シミのことを気にしすぎて偏った食生活にならないようにすることです。ビタミンCやビタミンE以外に、肌を作る土台となるタンパク質も重要です。タンパク質は肉や魚をはじめ、納豆や豆腐などの大豆食品、卵などによく含まれています。それらも毎日の献立に取り入れて、バランスの良い食事を心がけましょう。

生活習慣を整える

ベッドで熟睡する女性
不規則な生活は、ターンオーバーが乱れる原因になります。肌のターンオーバーを正常にするには、生活習慣を整えることが大切です。とくに睡眠不足は美肌の大敵。睡眠中は成長ホルモンの分泌が活発になり、肌の新陳代謝が行われるため、6~8時間を目安に十分な睡眠をとるようにしましょう。
また、ストレスがたまるとホルモンバランスが崩れ、ターンオーバーが乱れやすくなります。適度にストレス発散することも、シミ予防に大切です。自然を見る、温泉に行くといった趣味を楽しむなどして、自分に合った方法を見つけてみましょう。

シミが剥がれ落ちることはないが、正しいケアで改善を目指そう

スキンケアをする笑顔の女性
セルフケアだけですぐにシミが改善することはありません。「シミが剥がれ落ちる」といった誇大広告を信用して、間違ったシミの知識を身に付けないように注意しましょう。なるべく短期間でシミの改善を目指すには医療機関で治療を受け、毎日のセルフケアも継続して行うことです。正しい知識を身に付け、実践することがシミを目立ちにくくするための近道です。
この記事を読んで、さっそくシミの改善に取り組んでみようと思った人は、ぜひシミ審断サイトもチェックしてみてください。
監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

・所属学会
日本抗加齢学会/日本麻酔科学会/日本オーソモレキュラー医学会/国際オーソモレキュラー医学会/
国際抗老化再生医療学会/臨床水素研究会/日本東洋医学会正会員
・経歴
2007年山梨大学医学部卒業、その後国際医療センター国府台病院で初期研修。研修後は日本医科大学麻酔科に入局し勤務。
その後大手美容クリニック勤務ののち、一般皮膚科、美容皮膚科などの勤務、院長勤務などを経て現在はGINZA Zen禅クリニック院長。
人が持つ本来の美しさを引き出すことをモットーに、たくさんの患者の様々な皮膚と真剣に向き合う。
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