肌のくすみを改善するには?くすむ原因や予防になる生活習慣も知ろう

肌のくすみには種類があり、外的な刺激から内的要因までさまざまな原因が考えられます。そのため、くすみ対策の第一歩は種類の見極めから。この記事では、肌のくすみの種類と原因、改善につながる種類ごとの対策、くすみ予防になる生活習慣を紹介します。「顔のくすみがひどい…」と悩んでいる人はチェックしてみてくださいね。

くすみ肌ってどんな状態?

鏡を見て悩む女性
明確な定義はありませんが、肌に透明感がなかったり、肌本来の色よりも暗く見えたりする状態をくすみ肌と呼んでいます。肌にツヤがなく顔色が悪い、なんとなく疲れた印象に見える、メイクのりが良くないといったことがあれば、肌のくすみのせいかもしれません。
体の内外問わずさまざまなことが肌のくすみを引き起こす原因となり、原因によってくすみの色合いが異なります。
気になるそのくすみ、もしかするとくすみではなくシミの可能性も。シミかどうか見極めたい人は、こちらのシミ審断でチェクしてみてください。

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肌のくすみは3タイプ・原因は5つ

肌のくすみ3種類
一口にくすみと言っても、茶色っぽい、どんより暗い、黄色っぽい…といったように大きく3タイプあります。くすみのタイプ別に、特徴と原因を解説します。

①肌が茶色っぽい「メラニンによるくすみ」

手で日光を遮る女性
肌は紫外線や摩擦などのダメージを受けると、自らを守るためにメラニンを作り出します。通常メラニンは、肌のターンオーバー(細胞の生まれ変わり)とともに排出されるもの。しかし大量に作られると正常に排出できず蓄積されていき、色素沈着を起こしてシミとなります。
茶色っぽいくすみが気になるなら、メラニンが蓄積したシミの色みが影響している可能性が高いでしょう。特に30〜40代くらいから気になり始める人が多いです。
【メラニンによるくすみの可能性が高い人】
  • 日光に当たることが多い
  • 紫外線対策を怠っていた
  • 洗顔やスキンケアの際に、力が入りやすい
  • 生活習慣が乱れがち
なお、シミのメカニズムや改善方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

②肌が暗い「角質肥厚によるくすみ」

私たちの肌は、薄さ約0.02ミリの角質層に覆われています。角質層を形成する角質(角質細胞)は肌のターンオーバーによって一定の周期で剥がれ落ちます。
しかし、なんらかの原因でターンオーバーの周期が乱れると、剥がれ落ちるはずだった角質が肌に蓄積。角質層が厚く積み重なった「角質肥厚」の状態になります。その結果、肌の透明感が低下してくすんで見えたり、肌が硬くなってごわついたりするのです。
加齢とともにターンオーバーの周期は遅くなりますが、疲れや生活習慣の乱れなどによっても低下することがあります。
【角質肥厚によるくすみの可能性が高い人】
  • 肌に厚みがありごわごわしている
  • 忙しくて疲れが溜まっている
  • 寝不足・食生活が乱れがち
肌のターンオーバーについては、こちらの記事を参考にしてください。

③肌が暗い「乾燥によるくすみ」

鏡を見て肌を気にする女性
肌が乾燥すると角質層のバリア機能が低下し、紫外線やちり・ほこりなどの外的刺激を受けやすくなります。すると肌は自らを守るために、ターンオーバーを早めて急ピッチで細胞を生成。そうして作られた未熟な角質層は、潤いを保つ力が通常より弱い状態です。そのため肌にツヤやハリがなくなり、影のような灰色がかった顔色になります。
洗顔のしすぎや保湿不足は、乾燥の原因になるので注意が必要です。
【乾燥によるくすみの可能性が高い人】
  • 白く粉を吹いている
  • 毛穴が気になる
  • エアコンが効いた部屋にいることが多い
  • 花粉が飛ぶ時期や季節の変わり目に肌が荒れる

④肌が暗い「血行不良によるくすみ」

疲れやストレス・運動不足・冷えなどによって血流が滞ると、毛細血管を流れる血液の色が暗くなります。赤みよりも黒っぽさが目立つようになり、青黒いくすみが現れる原因となります。
【血行不良によるくすみの可能性が高い人】
  • 冷え性
  • 体がむくみやすい
  • 疲れやすい
  • 目の下にクマができやすい

⑤肌が黄色っぽい「糖化によるくすみ」

糖質を多く含む食品を摂りすぎると、余分な糖質とたんぱく質が結びつき、糖化が起こります。糖化したたんぱく質は、AGEs(最終糖化生成物)という黄褐色の物質となり、黄色っぽいくすみが現れる原因に。栄養バランスが偏った食生活や喫煙、紫外線などもAGEsの生成につながります。
【糖化によるくすみの可能性が高い人】
  • 白米・麺・お酒など糖質の高いものが好き
  • お菓子やジュースなどの糖分をよく飲食する
  • 野菜が不足気味

肌のくすみを改善したい!種類ごとの対策

肌のくすみはタイプによって原因が違うため、改善を目指すには種類に合った対策が必要です。くすみのタイプごとに対策を紹介します。

メラニンによるくすみ:紫外線対策を行う

帽子とサングラスと日焼け止めクリーム
まずはメラニンの生成を促進する要因となる紫外線と摩擦を防ぐことが大事です。そのためには、毎日しっかりと日焼け止めを塗る、洗顔やマッサージをする時は優しい手つきで行うなど、なるべく肌への刺激となるようなことは避けましょう。
もし気になるくすみの正体が、紫外線が主な原因となる「老人性色素斑」という一般的なシミであった場合は、オゾン化グリセリン(メラノキラー)のような、先進的な美容成分が含まれた化粧品によるセルフケアで改善が期待できます。
ただしシミは種類によって対処法が異なります。種類の見分けと対処法を知るには、こちらのシミ審断を活用してみてください。

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角質肥厚によるくすみ:余分な角質は取り除く

余分な角質が溜まったままだと、スキンケア化粧品の浸透の妨げになります。角質を取り除くには、AHA配合の化粧水やせっけん、酵素洗顔を使うのがおすすめです。ただし頻繁に使うと乾燥しやすくなるので、頻度は商品の説明書に従うようにしてください。

乾燥によるくすみ:丁寧な保湿ケアを行う

クリームを手に取る女性
肌の乾燥が気になる人は、保湿力の高い化粧水や美容液などを選び、しっかり肌が潤うよう丁寧なケアを心がけましょう。スキンケア商品を選ぶ際は、保湿効果が高いとされている、ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどの成分が配合されているか注目してみてください。
化粧水や美容液などを塗った後は、乳液やクリームなどの油分でフタをして、潤いを逃がさないことが大切です。また洗顔の際も、力を入れすぎて肌に刺激を与えないよう要注意です。

血行不良によるくすみ:適度な運動を習慣づける

血行不良の最大原因は、運動不足と言われています。運動して筋肉を動かすと全身に血液がいきわたるだけでなく、肌のターンオーバーも整うので、肌には良いことづくしです。
ただしハードな運動は体に負担がかかってしまうので、軽い運動がおすすめです。例えば次のような気軽にできることから始め、余裕があれば軽めのジョギングやウォーキングなどを取り入れていくと良いでしょう。
  • エレベーターではなく階段を使う
  • 一駅手前で電車を降りて歩く
  • 目的地までの道を遠回りしてみる
  • 入浴前にストレッチをする

糖化によるくすみ:食事の仕方を変える

糖化を防ぐには、過剰な糖質を避けつつ糖の代謝を上げることが大事です。始めやすいのが食事の仕方を変えること。糖質が多いスイーツや白いパン、菓子パンなどは、なるべく控えるようにしましょう。小腹がすいた時は、血糖値をコントロールすると言われるナッツ類がおすすめです。
また同じメニューでも、野菜から食べると血糖値の上昇を抑えられると言われています。

くすみ知らずの肌へ!意識したい生活習慣

肌の状態に大きく関わる食事や睡眠などの生活習慣を整えれば、くすみ知らずの肌を目指せます。くすみ予防にもなる、日々意識したい生活習慣を紹介します。

栄養バランスの良い食生活

サケや玄米が入ったサラダを持つ人の手
バランスの良い食生活は美肌作りの基礎。ターンオーバーを活発にさせたり、メラニンの生成を抑えたりする栄養素が豊富な食材を、日々の食事に摂り入れていきましょう。くすみ予防として積極的に摂りたい栄養素とその働き、豊富に含まれる食材が以下です。
栄養素働き含まれている食材
タンパク質肌の材料になる肉・魚・大豆製品・乳製品
ビタミンCメラニンの生成を抑えるキウイ・カボチャ・ブロッコリー
ビタミンE肌の血行を促し、新陳代謝を良くするアボカド・ナッツ
その他、ターンオーバーにとりわけ関係が深いとされている栄養素が、ビタミンAやビタミンB群です。
【ビタミンAが豊富な食材】

豚・鶏レバー、卵黄、うなぎ、にんじん

【ビタミンB群が豊富な食材】

豚・鶏・牛レバー、豚肉、うなぎ、大豆類、牛乳、カツオ

質の良い睡眠

ベッドで眠る女性
しっかり睡眠をとると、肌のターンオーバーが正常化します。一般的に、成人の場合6〜8時間の睡眠が必要と言われています。また睡眠時間の確保に加え、睡眠の質を上げることも大事です。質のいい睡眠とは、寝つきをよくして深く眠ること。次の習慣を意識してみてください。
  • 寝る1時間くらい前から照明を暗めにする(まぶしい光は寝つきを悪くする)
  • 遅い時間のカフェイン摂取は控える(カフェインの覚醒作用は3時間程度持続)
  • 寝る前のお酒は控える(寝つきはよくなるが途中で目覚めやすい)

入浴でリラックス

ゆっくりお風呂に浸かる女性
ストレスは自律神経のバランスを乱し、血行不良や不眠の元になります。しっかり湯船に浸かってリラックスし、ストレスの軽減に努めましょう。入浴は38~40度くらいのお湯に、20分ほどを目安にゆっくり浸かるのが良いとされています。なお、寝る直前に熱いお風呂に入ると、寝つきを妨げるので要注意です。

毎日の積み重ねが肌のくすみの改善につながる

笑顔でストレッチする女性
さまざまなことが原因となる肌のくすみですが、その多くは生活習慣の乱れが関わっています。今回紹介した対策を参考に、できることから始めてみてください。
もし気になる肌のくすみがシミである場合、シミの種類に合った対策を行えば改善できる可能性があります。自分のシミタイプや改善方法を知るには、こちらのシミ審断でチェックするのがおすすめです。

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監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

監修医師 コッツフォード良枝 先生 銀座禅クリニック医院長

・所属学会
日本抗加齢学会/日本麻酔科学会/日本オーソモレキュラー医学会/国際オーソモレキュラー医学会/
国際抗老化再生医療学会/臨床水素研究会/日本東洋医学会正会員
・経歴
2007年山梨大学医学部卒業、その後国際医療センター国府台病院で初期研修。研修後は日本医科大学麻酔科に入局し勤務。
その後大手美容クリニック勤務ののち、一般皮膚科、美容皮膚科などの勤務、院長勤務などを経て現在はGINZA Zen禅クリニック院長。
人が持つ本来の美しさを引き出すことをモットーに、たくさんの患者の様々な皮膚と真剣に向き合う。

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